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「環境経済学−環境問題を経済学で考える」(担当者・山谷修作)

  開講学期:2018年度春学期

講義の目的・内容

この講義は、環境問題の発生メカニズムと対策について経済学の視点で思考し、考察することを目的とする。まず経済理論として、環境外部性とその内部化方策の基礎的な考え方、コモンズ(共有自然資源)の悲劇とその市場メカニズムを応用した改善方策の考え方などをわかりやすく解説する。その上で応用編に入り、さまざまな分野の環境問題を取り上げて、資源共有や資源再利用など環境保全と、地域のまちづくりや国・地域の経済発展との両立、経済の好循環をもたらすような、国・自治体、市民、事業者の取組み方策について学ぶ。

学修到達目標

@

環境問題を経済理論の応用により説明できる。

A

環境問題の発生メカニズムとそれへの対策を説明できる。

B

国や自治体、市民団体、事業者の環境対策における役割を理解する。

C

受講者自らが環境保全行動を実践する。

講義スケジュール

第1回 ガイダンス

第2回 市場の失敗としての環境経済

第3回 環境外部性の理論

第4回 コモンズの悲劇

第5回 リユースの環境経済

第6回 IoTとシェアリングの環境経済

第7回 地方自治体の環境行政

第8回 環境行政とNPOの役割

第9回 交通の環境経済

第10回 循環型社会の環境経済

第11回 ごみの見える化と有料化

第12回 食品廃棄物減量政策

第13回 家庭生ごみ自家処理の普及促進策

第14回 消費生活の環境経済

第15回 授業内容の総括

指導方法
1. 
講義は、パワーポイントを用いて行う。
2. 
一部のパワーポイント画面についてプリントを配布するが、ノートやメモをとること。
事前・事後学習
@
参考書に事前に目を通しておくこと。
A
環境経済学の専門用語を整理し、理解すること。
B
講義の内容をノートに整理すること。
【成績評価の方法・基準】

出席率がきわめて良好であることを前提として、学期末試験、小テストの結果に基づいて成績評価を行う。評価のウェイト:学期末試験70%、小テスト30%程度を基本とする。

テキスト
用いない
参考書
栗山光一・馬奈木俊介『環境経済学をつかむ』有斐閣、2,200円+税
山谷修作『ごみゼロへの挑戦』丸善出版、2,200円+税

「廃棄物政策研究指導」(担当者・山谷修作)
 開講期間:2018年度春・秋学期

[ゼミ風景]
 
ゼミの学修テーマ
 生ごみリサイクル、容器包装リサイクル、レジ袋削減、ごみ有料化など、ごみ減量とリサイクルの環境政策について学んでいます。
ゼミのリサーチワーク
 ゼミのテーマは、環境問題を経済学的視点から議論すること。ごみの削減やリサイクルにしても、経済合理性を抜きにして論じることはできない時代になってきました。ゼミ生は、主に地方自治体のごみ減量・リサイクル政策について学んでいます。
  ゼミ生はまず、外部性の経済理論、ごみ問題の政策手法、循環型地域社会づくりに関する制度、拡大生産者責任などの基礎知識を身に付けることを求められます。その上で、減量効果を上げた先進自治体のごみ有料化や資源化の政策、自分の住んでいる町のごみ減量政策、広域的な資源化の取り組みなどについてリサーチを行います。
  調査は、インターネットや専門雑誌、政府・自治体資料を使って行いますが、時には行政の担当者に直接会ってヒアリングを実施することもあります。調査結果については、施策の特徴・効果・課題の分析・評価を行ってレポートにまとめ、パワーポイントを使ってプレゼンテーションを行います。この調査研究の成果は、最終的に卒論としてまとめることになります。
ゼミ長からのメッセージ

私たちの出したごみは、一体どこへ行くのでしょう。そのことを考えるゼミです。初めてのゼミの時に、学生たち一人ひとりの出身地のごみ処理について、先生が本人たちよりも詳しく解説したため、みんな驚いていました。
先生は話が面白い人で、ゼミの雰囲気はとても明るいです。このゼミのテーマは環境政策ですが、ゼミ生たちの環境意識は高く、女子はほぼ全員がマイエコバッグ、マイ箸持参です。私が今調べているのは、レジ袋の有料化問題ですが、調査を通じ、私自身が物事をより多角的につかむことができるようになったと感じています。将来は出版社に入って、子供たちに農業・食育の大切さを伝える仕事がしたいと思っています。

(東洋大学経済学部「ゼミのはなし」2008年、より一部転載)
課外活動

 山谷ゼミでは、NPOと連携して、環境保全活動にボランティア参加しています。2004年2月には、NPO法人『環境ネットワーク文京』や文京学院大学学生と一緒に、本郷三丁目交差点周辺において「歩行喫煙NO!キャンペーン」に参加しました。このキャンペーンの効果を調べるため、キャンペーンの前後2日間にわたって歩行者数、歩行喫煙者数、ポイ捨て吸い殻数を計測しました。このとりまとめは山谷研究室で行われ、歩行喫煙率でも、ポイ捨て吸い殻数でも、かなりの抑制効果が確認されました。その実績をふまえて、2004年11月には実施地点を5ヶ所にふやしてキャンペーンを実施しました。山谷研究室でとりまとめた報告書をこのホームページに掲載しました。
  2005年度は10月に、「環境ネットワーク文京」と一緒に護国寺駅周辺で「歩行喫煙NO!キャンペーン」を実施しました。
  他大学が参加した他地点でのキャンペーンも含め、山谷研究室でキャンペーンの効果等についてとりまとめました。

  2006年度は10月下旬から11月上旬にかけて、飯田橋・水道橋地区で実施された「歩行喫煙NO!キャンペーン」に参加しました。キャンペーンの効果については山谷研究室に所属する信澤由之研究員がとりまとめました。

 
2004年2月実施の調査結果を見る
参加ゼミ生の感想文を見る
2004年11月実施の調査結果を見る
2005年10月実施の調査結果を見る
2006年10-11月実施の調査結果を見る
 
 
[キャンペーン活動]



 2004年7月2日には、NPO法人「生ごみリサイクル全国ネットワーク」の主催で文京シビックホールにおいて開催された第9回生ごみリサイクル全国大会の受付や会場運営などのお手伝いをしました。この大会では、山谷教授がシンポジウムのパネリストや分科会報告者を務めました。
 このほか、多摩ニュータウンリサイクルセンター、清掃工場など、各種施設の見学なども行っています。2004年度の夏期研修会は、3年生・4年生のゼミ生が参加し、鬼怒川パークホテルで開催しました。
 2005年11月4日の学園祭(白山祭)では、「人とお酒のイイ関係」デモンストレーションをゼミイベントとして実施しました。このイベントは、アサヒビール株式会社、NPO法人環境ネットワーク文京、東洋大学現代社会総合研究所との共催で行いました。6号館の教室を使用した会場では、酒の飲み方やアルコールの体内代謝などに関する講義(アサヒビール担当者)、アルコール・パッチテスト、パネル展示、クイズ・景品提供(ゼミ生)、など楽しみながら酒とのつきあい方を学べる仕掛けを用意しました。参加者は約80名でした。

 
  [人とお酒のイイ関係イベント]



 2007年11月、ゼミの4年生が卒業論文作成のための調査活動として、埼玉県寄居町にある「彩の国資源循環工場」の資源化施設を見学、ヒアリング調査をしました。オリックス資源循環(株)に勤務するゼミの卒業生の方に視察の取り計らいをしていただきました。
 
 
[埼玉ヤマゼン(手前)とオリックス資源循環
のリサイクル施設]
[オリックス資源循環の
サーマルリサイクルプラント]



2008年6月、ゼミの3年生が文京シビックセンターで開かれた文京区環境月間の催しを見学し、東洋大学国際観光学科松園ゼミの展示ブースでカーボンオフセットの取り組みについて意見交換しました。同ゼミは毎年フィジー島でホスピタリティの研修をしますが、研修旅行に伴うCO2の排出をマングローブ植樹活動によりオフセットする取り組みを実践しています。
 
 
[山谷ゼミ生と松園・山谷教授(於・展示ブース)]



2009年7月、容器包装プラスチックリサイクルを卒論テーマとする一部ゼミ生が、山谷教授や大学院生と一緒に、東村山市にある加藤商事プラスチック選別施設を視察しました。



2010年5月、2年生の一部ゼミ生が山谷教授とともに、東京ビッグサイトで開催された環境展を見学に行きました。2年生の場合、平日には大抵授業が入っており、全員で見学に出かけることは困難で、数名の参加となりました。
 
 
[環境展(於・東京ビッグサイト)]



2012年5月、ゼミ生と共に東洋大学白山クリーン作戦に参加し、豆知識講座でごみ減量とまち美化の意義について講義室で吹聴した後、学生たちと一緒に大学周辺地区の街路を清掃しました。参加した学生にはご褒美として、大学から「キャンパスエコマネー」400エコが手渡されました。400エコで400円相当の買い物が生協や学食などでできます。山谷教授とゼミ生は、キャンパスエコマネーの企画・運営にも参加しています。
 
 
[白山クリーン作戦:第3班]
 
 
[白山クリーン作戦:全員集合]
 
 
[東洋大学キャンパスエコマネー]



2013年5月、一部ゼミ生と共に東洋大学白山クリーン作戦に参加しました。白山通沿いの歩道の清掃を担当しましたが、車道脇の植え込みからは自動車から投棄されたポイ捨てたばこ、弁当ガラ、ペットボトル、果てはパソコンまで、たくさんのごみが見つかりました。すべてのごみを回収してキャンパス内で分別して処理しました。参加学生数約70人。
 
 
[白山クリーン作戦:全員集合]



川越市主催「学生注目!環境アイディアコンペinつばさ館」で当ゼミ生が2年連続して、優秀賞を受賞しました。この環境政策コンペは、将来を担う学生による環境に関する政策提案を通じて、行政が学生の斬新なアイディアを共有することで、互いに地域の環境改善に貢献することを目的としています。参加大学は地元の東京国際大学、東洋大学川越キャンパス、それに法政大学、東洋大学白山キャンパスなどで、各大学やキャンパスから複数のチームが参加して政策提案を競い、審査は複数の環境専門家等が参加して、「論点の明確さ」「提案の実現性」「説明方法や表現の適切さ」「独創性」など評価項目の評点付けによって客観的に行われます。
 
<2014年度優秀賞受賞>

受賞者:矢代尚巳・西谷智禎(2年生、当時)
発表テーマ「戸別収集とごみ有料化」
発表年月:2014年11月
発表場所:川越市環境プラザ「つばさ館」
 

<2015年度優秀賞受賞>

受賞者:真砂優稀・佐藤 翔(2年生、当時)
発表テーマ「集団回収の拡充」
発表年月:2015年10月
発表場所:川越市環境プラザ「つばさ館」

 



2016年5月、3年・4年の一部ゼミ生8名と一緒に東京ビッグサイトで開催された「環境展」を見学しました。山谷ゼミは十数年前から時間の許す限り見学していますが、行くたびに日本の環境技術が着実に進展していることに驚かされます。会場では、発展途上諸国のごみ処理支援活動に豊富な実績を持つ東洋大学国際地域学部北脇秀敏教授が毎回出展される展示ブースで意見交換しました。
 
 



川越市主催「学生注目!環境アイディアコンペinつばさ館」当ゼミ生が3年連続して、優秀賞を受賞しました。
 

<2016年度優秀賞受賞>

受賞者:花田 涼・種岡 光太郎
発表テーマ:雑がみの認知と活用
発表年月:2016年11月
発表場所:川越市環境プラザ「つばさ館」




川越市主催「学生注目!環境アイディアコンペinつばさ館」で当ゼミ生が最優秀賞を受賞しました。
 

<2017年度最優秀賞受賞>

受賞チーム代表者:木村 頌一
発表テーマ:地域振興とシェアリングエコノミー
発表年月:2017年11月
発表場所:川越市環境プラザ「つばさ館」




 


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