研究テーマ

本研究室では…
・照明やLED,有機ELに関する研究
・オーディオアンプの高性能化に関する研究
・人に優しいテレビ,3Dテレビに関する研究
・太陽電池の発電効率向上に関する研究
・特定方向にだけ音が聞こえる超音波スピーカーの音質改善
・プリント配線からの放射電波による電力損失に関する研究

など、様々な研究を行っております。
 また、既存のテーマだけでなく自分が研究してみたいテーマがあれば、具体的な研究テーマ化することもできます。
以下に今までの具体的な研究のテーマの例を挙げます。

老眼による見えと視力を改善できるLED照明


 高齢化・情報化社会の現代においては老視や近視などの視覚の衰えによる物の見え方の劣化を改善できる照明の開発が望まれています。 本研究によるRGB(赤緑青)色LED(発光ダイオード)の光を活用した照明を用いることにより、老眼により長くなった焦点の合う視距離を短縮すると共に視力を改善して、細かい字や画像を楽に見ることができるようになります。

低歪・低ノイズ・低消費電力を実現したスイッチングアンプ


 薄型テレビや携帯オーディオ機器などに搭載されるオーディオアンプには小形低コストなスイッチングアンプ(D級アンプ)が用いられるようになりました。 しかし、高周波雑音抑制部品の搭載に伴うコストアップと小形化への制約が生じています。また、信号のパルス変換に伴う歪みの発生も課題となっています。 本研究で開発されたアンプを用いることにより、これらの課題を大幅に軽減することができます。

均等色空間の色差を用いたディスプレイの視野角特性の測定方法


 ディスプレイを斜めから見た場合にも映像を正常にみることが可能な角度を視野角といいます。現行規格では視野角を映像の明暗比であるコントラスト比で測定することになっていますが、コントラスト比のみでなく変化の大きい色調についても考慮する必要があると考えられます。 表示の明るさのみでなく色調の影響をも考慮してディスプレイの視野角特性を測定することによって、視覚によく合った大きさの視野角を容易に測定できるようになります。

雨天時の路面照明の視認性に関する研究


 雨天時には照明した路面が見づらくなるといった現象があります。本研究ではその原因を調査および実験確認し、改善方法を検討することです。 実験により路面が見づらくなる原因は、照明の路面反射、濡れて路面が黒くなる事、さらに夜間雨天時の視力低下であることがわかりました。 また、原因のうち路面反射については、偏光フィルタを介して照明することで低減できる可能性があることを実験によって確かめました。

制御信号を重畳した鉄道模型の駆動方式に関する研究


 現在までに普及している鉄道模型における制御機能は、2本のレールを介したモータの回転制御に限られています。 そこで、本研究の目的は鉄道模型の車両に対して、照明制御などのモータ回転制御以外の制御を可能にすることです。 この研究は鉄道模型が趣味の学生が考え出したテーマです。