2008年秋学期  
 

科目名
学年
受講人数
評価
備考
行列と行列式
51
中間テスト+期末テスト合計点  
プロジェクト研究II
131
ロボット製作+レポート 2人で担当
制御の基礎
111
中間テスト+期末テスト,レポート点  
プロジェクト研究VI
11
輪講,テーマまとめ 研究室配属(卒研準備)
プロジェクト研究VIII
9
卒論 研究室配属
 ・行列と行列式はテキスト2章まで.連立方程式の解法(試験範囲外)まで説明.
 ・プロジェクト研究IIは,クリアできる学生が増えたが,結局,4人全員繋がるチームは現れず.とはいえ,一年目は3つ繋がるのも無理だったことを思い出すと,コースを改良したことで,成功率はあがった.また,今年は第三走者はセンサを使う学生が格段に増えて動きが良くなった.また,全体にセンサの接触部分を改良した人も多かった.一年目を思い返すと,このあたりは確実に向上した.中間走行後に優秀者の説明をした効果もあったのかな.ノウハウが溜まってきたこともあって,教員2名,TA2名で効率よく進められたと思う.
 ・制御の基礎は,授業については毎回プリントを配って,演習時間を設けた.演習はとても簡単な問題とし,その場でチェックした.根本的に違う学生はこの場でチェックできたはずなのだが,テストの平均点は昨年より5点程度の上昇.下がらなかったことは喜ばしい.ところが,合格率はさがった.これは,差が開いたということだな.あとは,レポート点が昨年より若干厳しかったか.
 ・プロジェクト研究VIは,昨年に比べると,VIIIと並行していることもあって,3年生に割く時間が少なめだった.昨年にも増して研究室に来なかったなぁ.3,4年が同時に勉強する部屋の広さがないのも問題だよなぁ.
 ・プロジェクト研究VIIIは,おおよそは形になったか?後半は手が回りきらず,余裕もなくなって,かなり叱ることも多かったが,学生はよくへこたれずについて来たと思う.欲を言えば,もう少し最後の踏ん張りをしてくれれば,結果が伸びただろうなと思う.

◆2008年秋学期 「行列と行列式」αクラス 授業日程
内容
ポイント
授業の進め方について テキストは「理工系の入門線形代数」
評価は中間,期末テスト.出席点は加算しないが出席は取り,再試を行うかどうかの基準に使う(=出席が2/3未満の人には再試はしない).
行列とは何か 行列とはどんなものか.船の進む向きと座標,回転行列の例で理解する.行列の表記法を理解する.
行列の演算(1) 行列の和,スカラー倍,積の演算を理解する.スカラーの計算との違いに注意する.
行列の演算(2) 行列のべき乗,転置を理解する.演習問題を行い,前回の分も含めて,行列演算を身に付ける.
正方行列 行列の分割,正方行列の特殊なもの(対角行列,単位行列)の定義を覚える.
正方行列/正則行列 正方行列の続き(対称行列,交代(ひずみ対称)行列)の定義を覚える.正則行列について理解する.
正則行列 正則行列のうち,直交行列について理解する.正則行列に関する演習を行う.
演習 行列の演算,種類についての演習問題を解く.演算法を身に付ける.
中間テスト テキスト第一章
行列式 2×2行列の行列式,3×3以上の一般的な行列の行列式計算を理解する.行列式が工学で必要になることも覚えておく.
10
行列式の性質 基本演算(行の入れ替え,足し算)について理解し,行列式を楽に求めよう.
11
逆行列 2×2行列の逆行列,3×3以上の一般的な逆行列の計算を理解する.特に,逆行列の分子部分の配置に気をつける.行列式=0だと正則ではないことを理解しよう.
12
行列を用いた連立方程式 連立一次方程式を行列表示して,逆行列を使って解を求める.
13
演習 行列式,逆行列の演習
14
期末テスト テキスト第二章
(15)
再試 中間・期末の合計点が合格ラインに達しなかった人を対象.
ただし,どちらかを無断欠席した人,出席率が2/3未満の人は対象外.

◆2008年秋学期 「制御の基礎」授業日程
内容
ポイント
授業の進め方について テキストは北川・堀込・小川「自動制御工学」.
評価は中間・期末テスト.出席点は加算しない.
制御とは? 自動制御の歴史.JISによる定義.講義の内容など.
システムの数式モデル(1) ばねダンパ系の運動方程式,電気回路を例に,微分方程式の復習.機械電気系の基本的なシステム例として理解し,線形の二階微分方程式の解の性質を理解する.
システムの数式モデル(2) Laplace変換の定義,性質(定理)を理解する.基本的な公式は覚える.定理も頭に入れておく.
システムの数式モデル(3) 微分方程式をラプラス変換して,システムの動特性を伝達関数として表わす.伝達関数に含まれる特性方程式,極,零点を理解する.逆Laplace変換を行うことで,伝達関数で表わされたシステムの出力の時間変化が得られる.簡単な関数については,Laplace変換前後の対応を覚えましょう.
演習 ラプラス変換についての演習.レポート課題.
システムの数式モデル(4) Laplace変換にもとづき,ブロック線図を学ぶ.
中間テスト ラプラス変換/伝達関数
システムの安定性(1) 伝達関数表現されたシステムの安定性について学ぶ.安定性の定義,システムの極との関係を学ぶ.一次系で理解し,イメージを掴むこと.
システムの安定性(2) ラウスの安定判別法を学ぶ.レポート課題.
10
時間応答1 応答の種類の説明.時間応答と周波数応答の違い.Mathematicaを用いた応答シミュレーションの例.一次系の時間応答と時定数について学ぶ.
11
時間応答2 二次系のステップ応答(過渡応答)と制御指標について学ぶ.レポート課題.
12
時間応答3 極配置と過渡応答の関係を理解する.システムの過渡応答(収束速度や振動)は,おおよそは極によって推測できることを理解しよう.
13
時間応答4 定常状態について学ぶ.定常偏差,速度偏差などを理解し,システムの型とフィードバック制御について学ぶ.総括と次年度以降の説明.
14
簡単な設計例と演習 時間応答にもとづいた制御系設計の方法例と演習
授業要点のまとめ→
pdfファイル
15
期末試験 90分
(16)
再試 中間・期末の合計点が合格ラインに達しなかった人を対象.
ただし,どちらかを無断欠席した人は対象外.

◆2008年秋学期 「プロジェクト研究II」授業日程 授業関連のページは,こちらをクリック
内容
ポイント
授業の進め方について
装置の配布・競技ルール説明
テキストはなし.出席して演習を行うこと.途中で課題を数回提出.
競技内容とロボットキットの概略説明.ロボットは各自一台.第一課題は4人一組リレー競技.班分け終了.
ロボットキットの配布とパーツの概要説明.競技コースとルールについて詳細説明(プリント有り).展示会レポートに関しての説明
ハードウェアの説明/各自作業 モータとセンサを動かすための基本配線を行う
ソフトウェアの説明/各自作業 モータとセンサを動かすためのプログラム作成を行い,実際に動かす
4,5,6
チームごとに作業 各自ロボットを製作
走行練習 全員,一度はコースを走らせます.そのうえで,問題点と工夫点などをレポートにして提出してもらいます.プログラムリストも提出.
中間検討会 提出されたレポートの中から,優秀なものや,多くの人が陥っている問題などについて紹介,全員で検討します.
9,10,11
チームごとに作業 練習会の反省等を踏まえて,調整,改良する.
12,13
規定演技競技会 競技会.最低でも完走させること!
レポート
企業展示会の参加レポート 1月20日17:00締切り 
春休み 自由演技 ロボットキットを使って自由にロボットを作る.発表を行う


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