2013年秋学期  
 

科目名
学年
受講人数
評価
備考
工業力学
1
75
中間テスト+期末テスト,レポート点  
工業力学
1
82
中間テスト+期末テスト,レポート点
制御工学II
3
136
中間テスト+期末テスト,レポート点  
卒論II
4
10
輪講,平常点,中間報告 卒研
卒論I
4
2
輪講,平常点,中間報告 卒研(秋配属生向け)
プロジェクト研究VIII
4
1
レポート 工学部学生向け
・初めて工業力学を担当した.近年,物理ができないという嘆きを耳にするわりには静力学は出来ていたと思う.トラスの解析はパターン化されているからかな?どちらにせよ,よくできていることは喜ばしいことである.来年度以降もがんばってほしいものだ.
・今年の制御工学IIは良かった.特に中間テストの点は例年よりも平均で10点以上あがった.特に説明は変えていない気がするので,学生ががんばったんだな.そのわりには仮配属希望者は学科全体でもとても少なくてびっくりした.もっと上を目指して欲しいなぁ.



◆ 2013年秋学期 「工業力学」日程

内容
ポイント
授業の進め方について 評価は中間・期末テスト.レポート点を加える.
機械工学でとりあつかう力学 本講義でとりあつかう静力学の位置づけを説明する.
準備 静力学を学ぶ準備(座標系,ベクトル,三角関数など)
力のつりあい1 ニュートンの運動法則の復習.力のつりあいとは?
力のつりあい2 分力と合力
力のつりあい3 剛体とは?剛体に加わる力とモーメント
力のつりあい4 剛体のつりあいについて学ぶ.つりあう状態=合力が0で,モーメントの和が0
力のつりあいの例題 力のつりあいに関する問題例と解説
前半のまとめと中間テスト  
トラスの解析1 トラス構造の特徴
10
トラスの解析2 節点法によるトラスの構造解析について学ぶ 
11
トラスの解析3 切断法によるトラスの構造解析について学ぶ 
12
フレームの解析1 3力部材がある構造の解析
13
フレームの解析2 分布荷重がある場合の解析
14
まとめと期末テスト  
 レポート二回くらい提出.様子を見ながら進度を調整.今年は1回台風のため休講


◆2013年秋学期 「制御工学II」授業日程

内容
ポイント
授業の進め方について テキストは北川・堀込・小川「自動制御工学」.
評価は中間・期末テスト.出席点は加算しない.
周波数応答とは 正弦波状の入力に対する定常応答は正弦波状の信号になる.そのゲイン(振幅比)と位相は,入力の角周波数によって変化する.
周波数応答1 周波数特性はゲインと位相で表され,それは伝達関数G(s)のsにjωを代入するだけで計算できる.(複素数演算の確認をしながら)
周波数応答2 ボード線図を描く.ゲインを対数で取ることに注意する.定数,積分,一次系のボード線図を描いてみる.
周波数応答3 ボード線図の利点について理解する.2次系のボード線図の形を理解する.
周波数応答4 高次システムのボード線図は,要素の足し合わせで描けることを理解しよう.例をいくつか
周波数特性と時間応答 ボード線図と時間応答の関係を学ぶ.折点周波数,バンド幅の定義を理解しよう.バンド幅が広いほど,速応性が良いことや,ピークゲインが小さいほど減衰が速いなどの関係などを理解しよう.レポート課題
周波数特性と安定度 ボード線図から分かる閉ループ系の特性であるゲイン余裕,位相余裕を理解する.その基礎にNyquistの安定判別の考え方があることを理解する.
演習と解説 レポートの課題を中心に解説
中間テスト  
10
中間テスト解説と制御系設計1 中間テストの解説と制御系設計の流れの説明
11
制御系設計2 定常(位置)偏差,過渡応答の改善の例
12
制御系設計3 位相進み補償,位相遅れ補償
13
制御系設計4 PID制御の各要素の特徴の説明
14
まとめと期末テスト 制御系設計の演習の解説,まとめ
 レポート二回くらい提出.様子を見ながら進度を調整.今年は1回台風のため休講

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