授業は終了しました

線形代数学:ベクトルと行列

     2020年度は 火曜4限

 数学の概念に慣れ、計算できるようになることを目指す講義です。毎年、基本的な数学を取り上げる。 この講義では線形代数学を取り上げる。
 線形代数は微分積分とともに大学初年度に学ぶ数学としてもっとも一般的である。空間論、固有値方程式などの応用以外にも、線形応答、線形計画法、一次変換など社会系の分野で頻繁に使われている。数学的な論理の訓練、空間の概念の獲得、計算の練習などに適した数学でもある。
 講義ではベクトルの概念、行列、行列式の計算法などについてゆっくりわかりやすく解説する。基礎的なところから丁寧に講義を行なうので、高校での数学的な予備知識は必要としない。一年間で計算が楽しくできるようになろう。
 春学期A、秋学期Bと別立ての科目になっているが、セットで1年間学ぶことが望ましく、講義もそれを前提に行われる。

                                         

講義予定
 春学期 A :ベクトルの計算、内積、外積、行列とその計算、逆行列、転置行列、連立方程式、逆行列の計算
 秋学期 B :行列式、逆行列の計算、連立方程式、線形変換、固有値問題

 予備知識は必要としない。講義を聞くだけではなく、積極的に練習する必要がある。数学の成績はは練習量に比例する。習うより慣れろ。授業中練習問題を配布し、学生の自習を促す。
 小項目の終了時に復習を促す目的で平常試験を行う。この成績は平常点として考慮される。学期末にも簡単な試験を行い、その合計点で評価する。出席点は考慮しない。
 まじめに対応すれば必ず単位や成績は心配ないでしょう。受身で授業を聞いているだけではなく、積極的に教師に注文をつけてください。

東洋大学 自然科学 手塚洋一


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