放射線微生物学研究室

Stress Resistance

放射線抵抗性細菌の変異育種

放射線耐性が進化の過程で獲得した形質であるとすれば、現在存在している放射線抵抗性細菌の放射線や他の様々なストレスに対する耐性をもっと向上させることができるのではないかという発想のもとに、ストレス耐性変異体を作出する研究を行っています。具体的にはストレスの強度を徐々に上げながら微生物の培養を繰り返し行い、生き残った菌体を選抜します。ストレス耐性変異体のゲノムには、どこかの遺伝子に変異が生じているはずなので、変異箇所を次世代シーケンサーを用いて解析することで、ストレス耐性向上に関与する遺伝子を同定することができます。これまでに、 Deinococcus radioduransDeinococcus grandisを研究対象として、紫外線耐性変異体、ブレオマイシン耐性変異体、マイトマイシンC耐性変異体、メチルメタンスルホン酸耐性変異体、セシウム耐性変異体などを既に作出しており、次世代シーケンサーを用いたリシーケンス解析によって得られた変異部位の確認を行っています。