中野 剛治 東洋大学 経営学部 専任講師 |
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updated:07/25/2013 |
東洋大学経営学部中野ゼミナール (←このページはゼミ生によって管理運営されています)
ゼミナールのテーマ・目的 / ゼミで取り上げた文献 / 合宿 / 卒業論文 / インナー大会 / 工場見学 / 経営学会
2年生対象 基礎演習T・U
/ 3年生対象 演習T・U / 4年生対象 演習V・W
「新規事業を創出する組織と戦略」
ゼミの目的
本演習は「新規事業を創出する組織とその戦略」をテーマに、
経営学の概念および分析手法を身につけながら、
自分の目の前にある問題を抽出し、
自分自身の頭で考えてその答えを導き出せるような人材の育成を目的とします。
担当教員自身は、新規事業を創出するイノベーションと組織との関係について、
ベンチャー企業を対象にした研究を続けているのですが、
この演習ではもう少し幅広い視点から、
新規事業を創出する「組織と戦略」について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
皆さんは日々の生活において様々な体験をし、
またメディアなどを通じて様々な情報を得ていることでしょう。
その中で、社会の事象に対して何らかの「疑問」を抱くことも少なくないはずです。
多くの場合、その疑問は自分の中で解決されていきます。
あるいは、いつの間にか自分自身、その疑問自体を忘れてしまったりするかもしれません。
しかし、なかには、どうしてもその疑問について考え込んでしまい、
一夜を眠れないまま過ごしたという経験がある方も、実は少なくないはずです。
そしてその際に考えたことについて、他の人にも伝えたい、共感してほしい、
また他の人の意見を聞いてみたい、などと思ったこと、
一度や二度は経験があるのではないでしょうか?
では「他の人に自分の考えを伝えたい」と感じた時、
どのようにすれば、自分の考えをより多くの人に理解してもらうことが出来るのでしょうか。
それには、
1) 自分が持っている疑問=問題意識を仮説として落とし込む→それに対する答えの提示
2) なぜそのような答えが導き出されるのか、単なる思いつきだけではない論理的な説明
3) 自分の考えを相手に分かるように伝えるコミュニケーションの意欲/能力
が必要だと、私は考えます。
そして、実はこれらこそが、社会における議論の前提であり、
皆さんが学生生活を終えるまでに身につけていただきたいものであり、
さらには学術研究の作法でもあるのです。
以上を習得していくために、
本ゼミでは、社会科学と呼ばれる分野のうち、
特に経営学が蓄積してきたこれまでの知見が記されている様々な文献の輪読を行っていきます。
皆さんの負担は決して少なくないかもしれませんが、
ゼミ生には全力で指導していきます。
「コミュニケーションの意欲/能力」のある皆さんの、積極的な参加を期待しています。
2012年秋学期は、アレックス・オスターワルダー イヴ・ピニュール (2012) 『ビジネスモデルジェネレーション』 翔泳社.と
高橋伸夫(2010)『ダメになる会社』ちくま新書. を輪読しました
また、2012年春学期は、今野雅方 (2010) 『深く「読む」技術』筑摩書房. と
佐藤郁哉 (2002)『組織と経営について知るための実践フィールドワーク入門』有斐閣. を輪読しました。
なお、1年間行ったサブゼミでは、
Christensen, C, M. (1997) The Innovator's Dilemma: The Revolutionary Book That
Will Change the Way You Do Business. :HarperBusiness
を輪読しました。
夏合宿は2012年8月29日(水)〜31日(金)の2泊3日、水上温泉「源泉湯の宿松乃井」で行いました。
卒業論文中間発表、グループ研究インナー大会リハーサル、工場見学等を実施しております。
冬合宿は2013年2月9日(木)〜10日(金)の1泊2日、上総一ノ宮「一宮シーサイドオオツカ」で行われました。
卒業論文最終発表、グループ研究プロポーザル等を実施しております。
2012年度卒業生(第5期)の卒業論文題目
「新規事業を展開できる企業の特徴とは」
「地域ペット美容サロンにおける経営意識」
「町の婦人服屋さんの固定客獲得要因とはなにか」
「M&Aの経緯からみる企業間関係」
「地方銀行が行うビジネスマッチングについて」
「マーケティング戦略における香りの効果について」
「兼業農家と農協の関わり合い」
2012年9月16日(日)に行われた第52回日本学生経済ゼミナール関東部会日本大学大会プレゼンテーション部門予選会に、
当ゼミから6チームが出場致しました。
Aチーム 「宅配水を家庭のもとへ… 〜Catch the new family!〜」
Bチーム 「飛び出せ、写真館!!!」
Cチーム 「旅館が生き残るために」
Dチーム 「介護職員の働きやすい環境とは」
Eグループ 「I fit〜新しいメガネの販売方法」
Fチーム 「ALL FOR ONE 〜若年者の早期離職を防ぐには〜」
夏合宿中の2012年8月29日(水) 富士重工業株式会社 群馬製作所 スバルビジターセンター(矢島工場)へ工場見学に行きました。
群馬製作所関係者の皆様、どうもありがとうございました。
また、2012年12月21日(金) キリンビール株式会社 横浜工場へ工場見学に行きました。
関係者の皆様、どうもありがとうございました。
2012年12月15日(土)に行われた東洋大学経営学部T部経営学会第47回研究発表大会において、
2〜3年生混成の6チームが参加し発表しました。
●研究発表のテーマ
「日本における宅配水の購買意思決定」
「個人写真館の減少・衰退要因」
「箱根の集客方法に迫る!」
「介護職員の離職を止めるために必要な要素とは」
「メガネ業界の明暗」
「大卒者の早期離職問題について」
2年生対象
春学期の基礎演習Tでは、
経営学が蓄積してきた基本的な知見を、文献の輪読によって学んでいきます。
そして、一つのテーマについてグループで研究を行い、
基本的な研究の作法を身につけていきます。
自分で調べ何らかの問題意識を持つことで、問題を発見する能力の習得を目指します。
秋学期の基礎演習Uでは、
春学期に引き続き経営学が蓄積してきた知見を、
主に文献の輪読によって学んでいきます。
また春学期に引き続いてグループで特定のテーマについての調査を行い、
経営学会等の場で何らかの発表が出来るような状態になることを目指します。
これらにより、文章力やプレゼンテーション能力の向上を図ります。
2年生はご自身の能力を高めながら、
ゼミという組織としての活動に積極的に取り組んでいただくことが期待されます。
3年生対象
春学期の演習Iでは、
経営学が蓄積してきた知見を学びつつ、
2年生と共同で行うグループ研究の研究テーマの選定や既存文献のサーベイといった
作業の中心となって活躍していくことになります。
秋学期の演習IIでは、
経営学が蓄積してきた知見を文献の輪読によって学びつつ、
演習Iに引き続き、グループ研究の発表に向けて実際に調査を行い発表していただきます。
この作業の中で、分析手法やインタビュー・フィールドワークの方法論の習得も目指していきます。
3年生はゼミの活動の中心メンバーとして、
3学年をまとめ様々な活動を行っていくことが期待されます。
4年生対象
春学期の演習IIIでは、
経営学が蓄積してきた知見を学びつつ、
ご自身の卒業論文提出に向けて、研究テーマを選定し、
実際にインタビューやフィールドワーク、アンケート調査といった作業を進めていきます。
秋学期の演習IVでは、
引き続き経営学が蓄積してきた知見を文献の輪読によって学びつつ、
卒業論文の提出に向けて、
春学期〜夏休みに行ったインタビューやフィールドワーク、アンケート調査の結果を分析し、
卒業論文の執筆を行っていきます。
4年生は下級生のメンターとして、
後輩達を指導していけるような人材になっていることが望まれます。
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