中野 剛治 東洋大学 経営学部 専任講師 |
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updated:04/05/2012 |
東洋大学経営学部中野ゼミナール (←このページはゼミ生によって管理運営されています)
ゼミナールのテーマ・目的 / ゼミで取り上げた文献 / 合宿 / 卒業論文 / インナー大会 / 工場見学 / 経営学会
2年生対象 基礎演習T・U
/ 3年生対象 演習T・U / 4年生対象 演習V・W
「新規事業を創出する組織と戦略」
ゼミの目的
本演習は「新規事業を創出する組織とその戦略」をテーマに、
経営学の概念および分析手法を身につけながら、
自分の目の前にある問題を抽出し、
自分自身の頭で考えてその答えを導き出せるような人材の育成を目的とします。
担当教員自身は、新規事業を創出するイノベーションと組織との関係について、
ベンチャー企業を対象にした研究を続けているのですが、
この演習ではもう少し幅広い視点から、
新規事業を創出する「組織と戦略」について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
皆さんは日々の生活において様々な体験をし、
またメディアなどを通じて様々な情報を得ていることでしょう。
その中で、社会の事象に対して何らかの「疑問」を抱くことも少なくないはずです。
多くの場合、その疑問は自分の中で解決されていきます。
あるいは、いつの間にか自分自身、その疑問自体を忘れてしまったりするかもしれません。
しかし、なかには、どうしてもその疑問について考え込んでしまい、
一夜を眠れないまま過ごしたという経験がある方も、実は少なくないはずです。
そしてその際に考えたことについて、他の人にも伝えたい、共感してほしい、
また他の人の意見を聞いてみたい、などと思ったこと、
一度や二度は経験があるのではないでしょうか?
では「他の人に自分の考えを伝えたい」と感じた時、
どのようにすれば、自分の考えをより多くの人に理解してもらうことが出来るのでしょうか。
それには、
1) 自分が持っている疑問=問題意識を仮説として落とし込む→それに対する答えの提示
2) なぜそのような答えが導き出されるのか、単なる思いつきだけではない論理的な説明
3) 自分の考えを相手に分かるように伝えるコミュニケーションの意欲/能力
が必要だと、私は考えます。
そして、実はこれらこそが、社会における議論の前提であり、
皆さんが学生生活を終えるまでに身につけていただきたいものであり、
さらには学術研究の作法でもあるのです。
以上を習得していくために、
本ゼミでは、社会科学と呼ばれる分野のうち、
特に経営学が蓄積してきたこれまでの知見が記されている様々な文献の輪読を行っていきます。
皆さんの負担は決して少なくないかもしれませんが、
ゼミ生には全力で指導していきます。
「コミュニケーションの意欲/能力」のある皆さんの、積極的な参加を期待しています。
2011年秋学期は、ピーター・M・センゲ (2011) 『学習する組織――システム思考で未来を創造する 』 枝廣淳子, 小田理一郎, 中小路佳代子 翻訳. 英治出版.と
高橋伸夫編著 (2011) 『よくわかる経営管理』 ミネルヴァ書房.を輪読しました。
2011年春学期は、苅谷剛彦 (2002) 『知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ』 講談社α文庫と
伊藤元重 (2004) 『ビジネスエコノミクス』 日本経済新聞出版社.を輪読しました。
夏合宿は2011年9月5日(月)〜7日(水)の2泊3日、浜名湖・リステル浜名湖で行いました。
卒業論文中間発表、グループ研究インナー大会リハーサル、工場見学、ゼミ内ディベート大会等を実施しております。
●ゼミ内ディベートのテーマ
日本政府は「中国人観光客」の増加を推進すべきである。
日本政府は原子力発電を推進すべきである。
冬合宿は2012年2月9日(木)〜10日(金)の1泊2日、上総一ノ宮「一宮シーサイドオオツカ」で行われました。
卒業論文最終発表、ゼミ内ディベート大会等を実施しております。
●ゼミ内ディベートのテーマ
A) 日本政府は韓国・中国とFTAを締結すべきである。
B) 日本政府は電力会社の発送電を分離すべきである。
2011年度卒業生(第4期)の卒業論文題目
「かずさアカデミアパークの失敗 ―現代の産業クラスターに必要なものとは― 」
「ガソリンスタンドの生き残り」
「ペット葬儀・霊園市場の顧客獲得要因とは」
2011年10月2日(日)に行われた第51回日本学生経済ゼミナール関東部会中央大学大会プレゼンテーション部門予選会に、
当ゼミから6チームが出場致しました。
Aチーム 「変わる!均一価格居酒屋」
Bチーム 「めざせ!夢の遊園地」
Cチーム 「電子マネーの真の拡大!
〜リピーターを創出せよ〜」
Dチーム 「お部屋にバラを 花生活をプロデュース!」
Eチーム 「出版市場を盛り上げろ! 〜ムックの可能性〜」
Fチーム 「畳
〜可能性〜」
夏合宿中の2011年9月5日(月) 株式会社河合楽器製作所竜洋工場へ工場見学に行きました。
竜洋工場関係者の皆様、どうもありがとうございました。
2011年12月19日(土)に行われた東洋大学経営学部T部経営学会第46回研究発表大会において、
研究発表部門で2〜3年生混成の6チームが参加し発表しました。
●研究発表のテーマ
「何故均一価格居酒屋が増加しているのか」
「既存の遊園地の優位性」
「nanacoの月間決済件数はなぜ高いのか」
「切り花市場で小売店が売り上げを伸ばしているのはなぜか」
「ムック本市場の拡大」
「畳屋の経営改革〜衰退する畳産業での生存要因〜」
2年生対象
春学期の基礎演習Tでは、
経営学が蓄積してきた基本的な知見を、文献の輪読によって学んでいきます。
そして、一つのテーマについてグループで研究を行い、
基本的な研究の作法を身につけていきます。
自分で調べ何らかの問題意識を持つことで、問題を発見する能力の習得を目指します。
秋学期の基礎演習Uでは、
春学期に引き続き経営学が蓄積してきた知見を、
主に文献の輪読によって学んでいきます。
また春学期に引き続いてグループで特定のテーマについての調査を行い、
経営学会等の場で何らかの発表が出来るような状態になることを目指します。
これらにより、文章力やプレゼンテーション能力の向上を図ります。
2年生はご自身の能力を高めながら、
ゼミという組織としての活動に積極的に取り組んでいただくことが期待されます。
3年生対象
春学期の演習Iでは、
経営学が蓄積してきた知見を学びつつ、
2年生と共同で行うグループ研究の研究テーマの選定や既存文献のサーベイといった
作業の中心となって活躍していくことになります。
秋学期の演習IIでは、
経営学が蓄積してきた知見を文献の輪読によって学びつつ、
演習Iに引き続き、グループ研究の発表に向けて実際に調査を行い発表していただきます。
この作業の中で、分析手法やインタビュー・フィールドワークの方法論の習得も目指していきます。
3年生はゼミの活動の中心メンバーとして、
3学年をまとめ様々な活動を行っていくことが期待されます。
4年生対象
春学期の演習IIIでは、
経営学が蓄積してきた知見を学びつつ、
ご自身の卒業論文提出に向けて、研究テーマを選定し、
実際にインタビューやフィールドワーク、アンケート調査といった作業を進めていきます。
秋学期の演習IVでは、
引き続き経営学が蓄積してきた知見を文献の輪読によって学びつつ、
卒業論文の提出に向けて、
春学期〜夏休みに行ったインタビューやフィールドワーク、アンケート調査の結果を分析し、
卒業論文の執筆を行っていきます。
4年生は下級生のメンターとして、
後輩達を指導していけるような人材になっていることが望まれます。
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