研究室の学生に期待すること

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Last update on 2008-12-02


ロボティクスとは?


そこで学生諸君に期待すること(もちろん自分自身にも言い聞かせる)


トム・バイヤーさんに学ぶ

 2004年11月3日,少年サッカーのコーチをしに全国を回っている トム・バイヤーさんに会いました. 元アメリカ代表選手ですが,テレビ東京のおはスタに出てくるサッカーコーチと いう方がわかりやすいかもしれません. 実演も交えながら,少年たちに実にわかりやすく説明して下さいます.

トムさんは,サッカーに必要なこととして,

Concentration(集中力)
集中力がなければ試合に勝てません.
この試合の重要性,自分の貢献できることはなにかを自覚することです.
他人の話をよく聞くというのも集中力だとのことです.
Communication(コミュニケーション)
サッカーはチームプレーです.一人ではできません.
状況に応じて適切なプレーをするために互いの意思の疎通が必要です.
普段の練習で仲間のプレースタイルを学ぶことも必要です.
ボディーバランスも,体の各部分,例えば右足と左足が チームメートにようにうまく連動して動くことだと解釈できるとのことです.
Confidence(自信)
自信があれば余裕が生まれる.イマジネーションも豊富になる.
相手の意図を読もうとすることもできる,とのことです.
自信を作るにはどうしたらよいか? もちろん練習しかないそうです.
を挙げていました.説明の部分は多少着色していますが, 少なくとも項目は上記の「3C」です. ふむふむ.サッカーでなくても他でも同じだぞと思いながら, 聞いていました.

それらの前提となるのが,

だそうです.

大変いいことを聞いたと思いましたので,皆さんに紹介し, 私たちの研究室もこれで行きたいなと思います. 研究室の活動もチームプレーで,互いに切磋琢磨しながらも互いの長所・短所を 認めながら全体としてうまく動くように調整が必要です. それの基本は各自の学力(技術力),気力,体力ですよね. だから普段から努力をして,大いに活動しようではありませんか!


個々のテーマに関わらず学んでほしいこと


日常的に読んでほしいもの

などなど


研究室に入りたい3年生以下の学生へ

大学に入ってすぐに習う数学や物理に苦労する学生は多い. 私自身もその例外ではなかった. これらを勉強すると何に役立つのか,何に使われるのかつながるのか よくわからなかったのだ.

しかしそれは後からわかる.それから勉強すればいいじゃないか,と言えば それまでであるが,独力で勉強するのは時間と根気が必要だ. なかなかできることじゃない. だから授業があるのだ.授業だと極めて効率的に学べる.それは後になってわかる.

早いうちからこの事実を認識すべきだと思うので,こういう文章を書いている.

ロボットを設計・製作・制御するためには,幅広い知識が必要である. それらの基礎は1年次から始まっているので,がんばって学習して欲しい. 基礎を軽んじてはいけない. いろいろな応用をするためには,確固たる基礎が必要なのである.

ただし,すべてを知っていなければロボットの設計や制御ができない, という訳でもない.幅広い興味と,特定の分野の深い知識があればいい. そう思えば多少気楽になるだろう.

さて,本学のカリキュラムにおいて,ロボット工学に関係する科目を列挙するので, 履修計画を立てるための参考にして欲しい. 直接関係する科目ばかりでなく,これからのエンジニアとして 身に付けるべき素養を含む科目も列挙している.
(注:  2003年までに機械工学科に入学した学生を対象としたカリキュラムに基づいている. 2005年入学の学生からは機能ロボティクス学科の学生を対象とするので, 後日そのカリキュラムに合わせて書き換える予定である.)

ここには挙げていないが, などもしっかり学んでおくとよい.

以上


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