Numerical Computation Methods

学部2年 「数値計算法」

(平成9年度は秋学期に開講)

Numerical computation methods

Last update on 1997-10-28


1.講義の目的,内容(概要)および授業スケジュール

 数値計算は,振動解析,応力解析,熱・流体解析,制御系の解析などには 欠かせない内容です. 「数値計算法」では,計算機を用いて各種の方程式を数値的に解くための手法を 学びます. この結果,各種の科目で学んだ方程式の挙動と意味を 計算機を使って解析し理解することができるようになります.
 この授業では,以下の内容を予定しています.
  1. 数値解析とは何か(1回)
  2. 誤差について(2回)
  3. 非線形方程式(2回)
  4. 行列の数値計算(固有値,固有ベクトル,逆行列など)(2回)
  5. 常微分方程式の数値解法(2回)
  6. 補間と数値積分(2回)
  7. 計算力学への展開(有限要素法,CAE)(1〜2回)

 レポートの課題などの詳細や授業シラバスは計算機センターの方にあります。

2.指導方法

 この科目では各種の数値計算の手法を説明するという「講義」が中心となりますが, 一方で,実際に自分でプログラムを書いて計算をして結果を吟味するという 「演習」が必要です.演習なしにはこの科目の履修は意味がありません. 各自,計算機端末もしくは自分のパソコンを用いてプログラムを 自分で書いてみることを強く勧めます. 実際に授業時間内にUNIX端末にて演習も行なうことがあります. 数値計算の方法と使用する計算機言語は関係がなく,言語は何でも結構ですが, まずはC,Fortran,BASICのいずれかを使うのがよいと思います.

3.成績評価の方法

レポートおよび試験により評価する.

4.テキスト

川崎晴久著,「C & Fortran による数値解析の基礎」,共立出版,3000円(税別)

5.参考書

開講時に紹介する.
参考資料: 履修状況
年度 登録者 受験者 合格者 平均点
'96年度 72名 59名 50名 (S:09, A:13, B:18, C:10) 71点
'95年度 194名 156名 115名 (S:22, A:32, B:27, C:34) 68点

担当教育科目
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Edited by Akihiro MATSUMOTO