2024年11月17日にウエスタ川越にて19回目となる「山車ロボットコンテスト」を開催しました.高校生23名が参加し,高校生達が作った合計10台のロボットが競技に挑み,技術と芸術性を競いました.今年も「かわごえ産業フェスタ」の会場にて,観客の市民の皆様の暖かい声援をうけて,高校生たちが時間をかけて準備したロボットで競技に挑みました.ロボットがそれぞれ趣向を凝らした演技を始めると会場から歓声が上がりました.なかなか得点エリアに入らないロボットがようやく得点したときもホッとしたような拍手が会場から沸きおこったりと,参加者だけでなく観客の皆さんもロボットの動きに一喜一憂しました.
6つの高校から10台のロボットが参加しました.パリオリンピックの感動冷めやらぬ時期に製作したであろう鉄棒競技やフェンシングなどを題材にしたロボット達,煙突から蒸気が立ち上るSL型のロボット,可愛らしいキャラクターが花畑でふわふわ踊ったり,可愛いパンダがくるくる回ったり,期限が迫るレポートに追いかけられたりと,印象的なロボットが演技を繰り広げました.川越の時の鐘,盆栽,タクシー,液晶ディスプレイと題材も様々です.可愛らしい外観の内部に機構的な工夫を凝らしたり,AI生成した画像を作ったりと,機械や電気,情報の知識を使って製作したロボットが審査員の興味をひいていました.昨年に引き続き,今年もセンサをうまく使って走行するロボットが増え,技術点の平均得点が高かったです.最後のタイムトライアル競技では,前日の公開練習ではうまく走っているロボットが多かったのですが,練習で走りすぎたせいか,本番で不具合が生じてしまったロボットが多かったように思います.
練習中を含め,会場でコンテストを見学し,参加者達へ声援をおくってくれた見学者の方々もありがとうございました.多くの方が興味深げに製作したロボットの写真を撮ってくださったり,声援を送ってくれたりしたことは,参加高校生達の大きな励みになったことと思います.今年も会場に川越市のゆるキャラの「ときも」が応援に来てくれました. ◆記念撮影
技術点,芸術点が最も高かったロボットがそれぞれ表彰されました. 最優秀技術賞...新座総合技術高等学校 常識はずれ「産業革命太郎号」 タイムトライアル競技で最も多くの道を走破したロボットが表彰されました. タイムトライアル優秀賞...新座総合技術高等学校 夢見る学生「レポート・ランナウェイ号」また,印象的な外見とパフォーマンスをしたロボットが審査員特別賞に選ばれました. 審査員特別賞.......浦和工業高等学校 U-TECH「電気科号」 ◆スタッフ&審査員 審査員....松本宏行 様(日本機械学会関東支部埼玉ブロック長,ものつくり大学教授) 実行委員...東洋大学理工学部機械工学科 松元 明弘,山川 聡子,山田 和明,横田 祥 協力(アルバイト)......東洋大学 機械工学科学部生,機能システム専攻大学院生 |
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