主催:山車ロボットコンテスト実行委員会(東洋大学理工学部機械工学科
共催:日本機械学会関東支部埼玉ブロック
2022


2022年11月27日ウエスタ川越にて17回目となる「山車ロボットコンテスト」を開催しました.高校生35名が参加し,高校生達が作った合計11台のロボットが競技に挑み,技術と芸術性を競いました.3年ぶりに開催された「かわごえ産業フェスタ」の会場にて,本コンテストも3年ぶりの対面開催をいたしました.市民の方々の暖かい声援をうけて,高校生たちは時間をかけて準備したロボットで競技に挑みました.ロボットがそれぞれ趣向を凝らした演技を始めると会場から歓声が沸き上がりました.また,なかなか動かないロボットがようやく動いた瞬間もほっとしたような暖かい拍手が沸き起こりました.予想と違う動きをして驚きと笑いが生じたりもしました.本番では上手く動かないロボットもいて,参加者だけでなく観客の皆さんもロボットの動きに一喜一憂しました.


競技会の様子




今年は11台のロボットが参加しました.川越の菓子屋横丁や時の鐘をイメージしたロボットや,川越祭りの山車のように高校のキャラクターがせり上がったり,盆踊りのように人形が輪になって回転するロボットなどがありました.山車やお囃子を液晶画面に映し出しながら移動する近未来(?)の山車を表現したロボットもありました.一方で,好きな食べ物や高校の先生を祝う装飾,ドラゴンや火山,UFOや鉄道といった自由な発想のロボットもあって会場を沸かせました.様々な趣向を凝らした山車が同時に走る複数競技では,ウエディングドレスを着た人形の横で巨大なケバブが回転していたり,電車が走る線路の横でドラゴンが羽ばたき,液晶の中でひょっとこが躍る,という現実では起きないようなカオスな状況も楽しめました.
今年は,新しくタイムトライアル競技を追加しました.惜しくも完走するロボットは出ませんでしたが,いつもと違う速度でフィールド内を走り廻る山車ロボットは新鮮でした.
会場でコンテストを見学し,参加者達へ声援をおくってくれた見学者の方々,ありがとうございました.間近で声援を受けることは対面ならではの経験であり,参加高校生に大きな励みになったことと思います.
 

◆記念撮影


参加者とロボットの記念撮影


◆結果

技術点,芸術点が最も高かったロボットがそれぞれ表彰されました.

 最優秀技術賞...川越東高等学校 川東一年生チーム 「ゲド山車号」
 最優秀芸術賞...新座総合技術高等学校 TeamX 「newness号」

また,印象的な外見とパフォーマンスをしたロボットが審査員特別賞に選ばれました.

 審査員特別賞.......松山高等学校 FINITY【有限】 「UFO号」
 審査員特別賞.......浦和工業高等学校 ゆ〜てっくU 「電気部号」
 審査員特別賞.......狭山工業高等学校 狭工1 「鉄道開業150周年号」

新しく追加したタイムトライアル競技で最も多くの道を速く走ったロボットが表彰されました.

 タイムトライアル優秀賞...新座総合技術高等学校 TeamX 「newness号」


◆スタッフ&審査員

審査員....河野孝治 様(オンライン) (JAPAN ROBOTECH社
       古屋輝夫 様 (東洋大学機械工学科同窓会会長)
       皆川佳祐 様(埼玉工業大学,日本機械学会関東支部埼玉ブロック長)
       中嶋和弘 様(東洋大学,日本機械学会関東支部埼玉ブロック商議員)

 

実行委員...東洋大学理工学部機械工学科 松元 明弘,山川 聡子,山田 和明,横田 祥

協力(アルバイト)......東洋大学 機械工学科学生,機能システム専攻大学院生

										
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