2011年10月16日に,今年で6回目となる「山車ロボットコンテスト」を開催しました.今年も川越まつり開催期間中に,まつり会場中心地(川越市の鏡山酒造跡)にある川越市産業観光館ギャラリーで開催しました.参加登録者は33名でしたが,登録者以外も製作に関わった人が多かったようで,当日は登録者数を超える多くの高校生が参加してくれました.今年は,個人対抗競技,団体競技あわせて28台ものロボットが競技にチャレンジしました.LEDやスピーカーなどを搭載したり,少ないモータで多くの動きを実現させるためにリンク機構を駆使したりして,工夫を凝らしたパフォーマンスが繰り広げられました.山車やお囃子,舞妓さんなど日本の伝統的な装飾や,山車のイメージにとらわれずに自分の好きな野球チームや駄洒落,金属や銀紙などを使って未来的な装飾をしたりとバラエティに富んだロボット達が観客の目を楽しませてくれました.
今年は,技術点の採点法を少し変更しました.4箇所目の得点エリアをクリアするために安定してコーナーが曲がれるかどうかが勝敗の分かれ目となりました.一方,芸術性についても趣向を凝らした装飾が多く,高得点での接戦となりました.審査員以外のスタッフも選べるのならば,賞をあげたいロボットがいくつもありました.また,団体競技では,外見を見ただけで感心するような装飾のロボットや,複数のロボットがうまく間を取りながら動いていて,次にどう動くのか,見ていてワクワクしました.
今年も多くの方がコンテストを見学し,参加者達へ声援をおくってくれました.ありがとうございました. ◆山車揃いと記念撮影
技術点,芸術点が最も高かった人がそれぞれ表彰されました. 最優秀技術賞...川越工業高校1年 草地 嵩 君 「スピンスターくん号」 また,印象的なパフォーマンスをした人が審査員特別賞に選ばれました. 審査員特別賞(ジャパンロボテック賞)..狭山工業高校2年 黒沼・関場 組 「狭工家2011号」 団体競技では審査員の評価が高かったチームが団体賞に選ばれました. 団体賞一位...伊勢崎工業高校2年 「FUJIYAMA」 ◆スタッフ&審査員 審査員....河野孝治 様 (ジャパンロボテック社 代表取締役社長) 実行委員...東洋大学理工学部機械工学科 松元明弘,山川聡子,山田和明 協力(アルバイト)......東洋大学 ロボット工学研究室,ロボット制御研究室,群知能ロボット研究室 なお,本コンテストは,平成23年度東洋大学理工学部長施策研究費の助成を受けて開催いたしました.
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