2007年6月6日，一年生対象の工場見学を行いました．
毎年6月6日，東洋大学は学祖祭で全学が休講になります．授業のないこの日を利用して，一年生を対象とした工場見学を行いました．午前９時に川越キャンパスをバス３台で出発して，群馬県太田市にある富士重工業株式会社 群馬製作所 矢島工場へ向かいました．富士重工業株式会社では，会社概要説明，東洋大卒業生のプレゼンテーションを聞いた後，プレス工程，溶接，組立作業などを見学しました．太い空気のダクトや配線，天井にはクレーンなどがあり，まさにものづくりの現場という工場を見ることができました．プレス行程や，産業用ロボットによる溶接行程では無人化が進んでいる一方，最終段階の試験行程ではやはり人が出来上がった車を一台ずつ性能確認をしている点が印象的でした．ビジターセンターでは，スバル360をはじめとする富士重工業の歴史的な車やリサイクル事業への取り組みなどの展示を見学しました．昼食・懇談の時間には，富士重工業の方々から，WRCラリーへの参加や新型車についての説明をしていただきました．約３時間半という長時間にわたって，丁寧な説明をしていただき，有意義な企業見学となりました．
その後，約50名ずつの２班に分かれて，坂本工業株式会社，東亜工業株式会社の見学に向かいました．車の部品を製作するこれら二社では，約１時間半にわたって，大型プレス機や溶接ロボット，樹脂成形などを間近で見学させてもらいました．富士重工に比べて，機械や作業の様子をより近くで見学することができ，貴重な見学となりました．
見学を終えて，夕方18:45頃には無事，川越キャンパスに戻ってきました．

　
　工場の中は，撮影禁止ですので，富士重工業の正門からの写真と，ビジターセンター内の写真です．東亜工業の見学では，ヘルメットと安全メガネ，軍手着用です．最後の写真は，見学を終えて大学に戻ってきたところです．