2018年 修論発表と卒論発表
今年も卒論・修論発表会が終わりました.今年は学部10名,修士1名が発表しました.
◆卒論発表(2月13日)
1つのマイクロホンを用いた移動ロボットによる音源探索(岡本晏岳)
赤外線センサを用いた車両型ロボットのS字カーブ自動走行(後藤優太)
L字経路での2台の移動ロボットによる長尺物搬送のための速度制御(鴇田直紀)
カメラ画像を用いた移動ロボットの軌道追従制御(田中皓貴)
水平面上を運動する倒立振子の軌道追従シミュレーション(長谷川裕樹)
ホイールを用いた三脚ロボットの移動効率化(青木佑治)
オムニホイールロボットによる文字軌道走行(小笠原紘英)
マーカ間飛行を行う無人飛行ロボットのマーカ検出アルゴリズムと飛行実験(関野琢磨)
カメラを搭載した無人飛行ロボットによる移動物体の追従制御(高橋佑季)
食事支援システムのためのKinectによるジェスチャ認識(久高友輔)
◆修論発表(2月14日)
飛行中のドローンのフォールトトレラント制御に関する研究(黒田想)
卒論・修論の指導をもう何年も続けているのに,過去の経験が生かされている気がしません.人相手のことなので仕方ないと思いますが「もう少し何とならんのか,私」と思います.たとえば,発表に関していえば,私が院生または助手だった頃,教授や助教授の先生はあちら側(審査する側)で,助手・院生はこちら側(学生側)という印象がありました.私自身は学部のときの教授に一度だけ発表練習を聞いてもらうことができました.院生のときは恩師に修論発表,最初の学外発表,D論発表でそれぞれ一度ずつ聞いてもらいましたが,基本的に教授が学部生の卒論発表練習をみることはほとんどなかったと思います.それでも,うまく回っていたと思います.卒論発表については教授達にOKと言ってもらえるように,助手・院生達がひたすら練習につきあうという感じでした.実験室で院生以上が待ち構えていて,順番にやってくる学部生達の発表が納得いくレベルになるまでひたすら指摘しまくるという...今思えば,他の院生や先輩が指摘するのを聞いていたことも自分にとっては勉強だったと思います.そういう点で,学生同士でうまく練習する仕組みが作れると良いと思うのです.
ですが,現在も私はこちら側のままであちら側には行けていません.今年はあちら側に行こう!と思っていたのですが,一度目の発表練習を聞き,まだあちら側に行ってはいけないと思いました.こちら側の院生をもっと育てないとあちら側には行けないですね.まあ,そもそも学生側をこちら側と呼んでいる時点で,行けるわけがない気もします.とはいえ,今年は直前に他の仕事が詰まっていたので発表練習は若干少なめでした.今年の学生達がどう思ったかわかりませんが,2回ってのは少ないのですよ.本番,学生達はよく練習して頑張って発表していると思いました.ただ,私自身についていえば,もう少し指摘してあげればよかったと思うことがいくつかありました.
◆今年度の日記
今年度に入ってから,これが最初の日記です.昨年,「卒業生に心配されたので前向きなことを書く」と書いておきながら,更新しなかったのは,前向きなことがなかったわけでも,学科長の仕事が忙しくて時間がなかったわけでも,ましてや入院していたわけでもありません.単に年度初めに意を決してパソコンをWindows7からWindows10に変えたら,それまで使っていたXP用のHP作成ソフトがついに動かなくなったからです.代わりに大学でライセンスを持っているDreamweaverを入れたのですが,それがあまりにも使いづらく...今に至ります.何とか授業のHPだけは更新しましたが...近々,新しいソフトを買おうと思います.