一泊とはいえ,また入院して手術するはめになるとは... ◆不調 春休みに親を温泉に連れて行った際,温泉に入ったらひどい吐き気におそわれて,高級そうな夕食をほとんど食べることができなかった.そういえば,昨年秋からときどき吐き気がひどいことがあった.そのことと関係あるかどうかわからないけれど,5月に明確な不調があったので病院へ行った.超音波検査での見立ては「ポリープだろう」とのこと.ただし,大きい病院で精密検査する必要があると言われて紹介状を渡された.家から徒歩20分の大きい病院へ行くと,そこでも「ポリープだろうと思いますが,まずは細胞の検査をしてから内視鏡検査しましょう」と.不安な2週間を経て病院に行くと「良性ですよ」と.ホッとしました.ちなみにこのポリープ,女性でかかっている人は相当数いるらしいです.ほとんどが良性だそうですが,原因は不明だそうです. ◆入院&手術 その後,体調は良くて「手術する必要ないんじゃないの」と思うくらい.もしかしてポリープも消えていたりしないかなぁと思ったり...そんなわけはなかった.手術日前日の夕方に入院. 看護婦「どうぞ」 自分で手術台にのぼる.何だか,勇気が要る.とはいえ,抱えてもらうのも変だし,そりゃそうだよなぁと思って普通のベッドより高めの手術台に登って寝転ぶ. 「終わりましたよ〜」と言われて目が覚めました.あ,気持ち悪くない.前回,ヘルニアの手術のときは吐き気がすごかったけれど,事前に伝えておいたら吐き気がおきにくい麻酔薬にするとのことでした.そのおかげかもしれません.手術室で,麻酔医の先生とか看護婦さんにいろいろ質問をしていたと思います.手術時間を確認したり,病院の手術体制について教えて貰ったり. 急に気持ち悪くなってきた.今動いたら,吐く!こんな状態で今日の夕方に退院できるのか?絶対,無理.喋るだけでも吐きそうだ. 1時間ほど我慢したところで,吐き気どめを処方して貰い,じっとしていたら2時間くらいで何とか落ち着きました.そんなわけで,予定通り退院に向けて診察と説明を受けました. 看護婦「明後日から仕事復帰するそうです」 手術した日に退院ということだったので甘く考えていました.看護婦さんには「車を運転するのも(振動が)良くない」と言われました.かなり本気で安静にしていろということですね.先に教えておいて欲しかったなあ. ◆退院後 本当に手術した日のうちに退院できました.ですが,帰宅後,やはり吐き気がぶり返してベッドへ直行.退院翌日は仕事を休むことにしておいてよかった.翌日起きた時点で大学へ行ける気は全くしなかった.朝食を食べた後も気分が悪くてベッドへ逆戻り. ◆ついでに2次検診 退院2週間後に,今年もひっかかった人間ドックの2次検診を受けてきました.どうやら,私は「基準値ギリギリが普通」の項目が1つあるようです.5年くらい前にも一度別の病院でひっかかって超音波検査をしました.昨年もひっかかって内視鏡検査×2を受けました.いずれも異常なし.今年もひっかかりました...念のため,CT検査を受けることになりました. この結果も全く問題なしでした!良かった.
「良性なので放っておいても良いけれど,取った方が良いかも」とのこと.年末からの不調の原因がポリープならば,取れば一件落着だなと思って1泊入院で内視鏡での手術を受けることにしたのですが...なんと,全身麻酔!手術自体は20分程度だそうですが,全身麻酔という言葉ににびびって優柔不断なことを言っていたら,手術予定日が2ヶ月弱先になりました.
手術当日は名前を呼ばれて手術室へ歩いて行きました.前回のヘルニアのときとはずいぶん違う(笑).
手術室の入口で名前を確認されて,お医者さんや看護婦さん達に挨拶.そして,手術室に入ると手術台が目の前に.医療ドラマでよく見るあの(ライトがたくさん付いている)照明器具ももちろんある.
私 「えっと...自分で登るんですか?」
看護婦「はい,そうですよ」
すると,看護婦さんがテキパキと手に血圧計を巻いたり,ベッドに足を固定したり...麻酔なしでこういう作業を淡々とされると結構怖い.
麻酔医が「じゃあ,麻酔を入れていきますね.入れるときに少し痛いかもしれません」と言うとまもなく,頭が横に振られるような感覚があり,「頭が横に振られるような..」と口に出して言ったところで意識がなくなりました.
帰りはさすがにベッドのまま部屋に連れ帰って貰いました.しばらくは,付き添いに来ていた家族にもペラペラ喋っていたのですが...
執刀医「え,早いですね!」
私 「え,早いんですか?」
看護婦「1週間くらい休む人が多いですよ」
私 「え〜!」
手術そのものよりも,全身麻酔のダメージが大きい気がしました.退院翌々日の講義も結構つらかったです.一週間休むって話も誇張じゃないのか.
先日(10月中旬),3ヶ月後の検診に行きました.問題なしです!良かった.
CTは,MRIや内視鏡に比べて楽.絶食も直前だけで良いですし,検査時間も息を止めていられるくらい(30秒くらい).痛さもありません.ただし,造影剤を使うために承諾書を書きました.承諾書を書くという儀式はドキドキする.
造影剤を点滴されると,技師さんからの説明通り,上半身から下半身へと暖かさが広がっていく感覚がありました.おぉ,これが血液の流れの速さか!速い!
レントゲン,超音波検査,各種内視鏡,MRI,それにCT.主要な検査は制覇した感じです...
まあ,こんな調子で私はほぼ毎年2次検診を受けているので,人間ドックで再検査行きになる人はきっと多いんだろうなと思っていたら...周囲にはあまりいないことが判明.何だかショック.