2008年8月8日 日本機械学会 埼玉ブロック特別講演会

  「ロボットハンドの現状と未来」


 日本機械学会の関東支部の埼玉ブロックという組織の商議員をおおせつかっております.今年度までのお役目です.
 今年度は,
予算的に豊かとのことで,「機械の日」イベントとして,各大学で主に学生対象のイベントを開いてくださいという話がありました.
 あぁ,やはり,ぼうっとしていて任期が過ぎるなんて
甘いことはないか(笑).仕事をしなければっ.

 内容は,機械関連なら何でも良いとのこと.聞いた瞬間,よしっ,これしかない!と思ったのがこの企画.題材はロボットハンド,講師は
出身研究室の後輩に頼もう!
 ロボットハンドなら,学科学生も興味を持つでしょう.もちろん,一般の人,他大学の学生も興味を持ってくれるでしょう.良いチャンスです.あ,そうだ.せっかくだから,機械学会への入会勧誘もしよう.(
今回も一石で何鳥も狙うぞ!)

準備,準備...

カレルチャペックのR.U.R.
カレルチャペックのR.U.R.
カレルチャペックのR.U.R.
多指ハンドの説明

 早速,電話する.岐阜大学にいる後輩に電話する.事情を説明すると「良いですよ〜」と快諾!.ありがとう!あぁ,持つべきは,優秀な後輩だな(笑).ちょうど,私の前後は,出身研究室で大学教員になった先輩後輩が続いた時代だったのだ.と考えると,恩師のおかげでもある.先生,ありがとうございます.

 快諾をもらって一安心したところで気づいた.予算を確認するのを忘れていた(全体で予算がたくさんあるって話だけが頭の中にあったのだ).ありゃ.
 
遠方から講師を呼んで,旅費は出るのか?講演謝礼はどうなんだ?というわけで,講師に快諾をもらった後で,委員会で予算交渉という結果に.ブロック長と取りまとめの先生にはお手数をおかけしました.すみません...結局,ちょっと予算オーバーなところを,旅費も講演謝礼も出してもらえることになりました.

 日程は講演をしてくれる後輩と相談し,学生が聞きやすいと思われる夏休み開始直後に落ち着いた.あ,8が並んでいて,ちょっと気持ち良い...
 良い液晶プロジェクタが設置されている教室を確保する.

 学会誌に会告を載せてもらい,機械学会ロボメカ部門MLと関東支部MLに案内を流してもらい,学科MLに案内を2度流し,担当している講義でも延べ4回ほど紹介し,学内にもA4ポスターを貼る.他学科の掲示板や,本館にも貼る...こんなもんで大丈夫かな?

 当日の配布用に,機械学会の入会申込書を送ってもらう.機械の日イベントのパンフレットと記念品(クリアファイル)も送ってもらう.

 前日に送ってもらった配布資料の原稿を印刷する.余裕を見て80部用意.

さて,当日.

 開始2時間前から,研究室の学生9名に手伝ってもらって,受付の設置,案内表示の準備です.受付の段取り確認もします.

 この日,埼玉は,カンカン照りの真夏日.おてんと様,絶好調です.西門まで,看板を立てにいくのも倒れそうなほど暑いです.手伝いのためにせっかくワイシャツを着てきた研究室の学生は,外に看板を立てに行っただけで汗だくになり,下宿へ着替えに戻るほど.あまりの暑さで,参加者が来ないかもしれません.大丈夫か?ここにきて,心配も最高潮.

 そんな心配をよそに,開始40分前から学科学生(1〜4年)が聴講のため,やってきました.えらい,えらいぞ!
 炎天下の中,学外からの参加者も来てくれました.他学科の先生も来てくれました.
 酷暑の中,合計52名の聴講者が集まりました.目標の60名より,若干少なめでしたが,教室はちょうど良い感じです.

 さて,講演開始です.講義室はクーラーがよく効いていて快適です.
 講義は,学生でも聴けるように入門的な内容を混ぜてくださいというリクエストどおり,ロボットとは,人の手とは?といった入門から入ります.
 ハンドの分類や,現状など,ビデオや画像をたくさん使って紹介してくれました.数式などの理論は時間がなくて省略されましたが,応用研究や企業と一緒に製品を開発していくときの助言まで入って,盛りだくさんでした.
 一時間半の講演の後,20分ほどの質疑応答を含めて,講演会は無事終了です.
(一番下の写真は,版権?があるのでWeb上ではモザイクをかけました.NASAのハンドの紹介です)

詳細は,Robot Watch( http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/08/21/1254.htmlに掲載されています.

感想

 失礼な感想かもしれませんが,講演をしてくれた後輩,話がうまくなったなぁと感心.学生時代はおとなしい感じでしたので (←何年前の話だ).

 講義のない夏休みのほうが,学生は聴きやすいかと思って8月8日にしました.が,講義がないなら,通常は大学に来ない.つまり,講演を聴くためだけに大学に来なきゃいけないので,むしろ,簡単には集まらないということが判った.ということで,参加した学生は,よほど
勉強熱心で向上心があるということ.感心,感心.

 残念だったのは,他大学の学生参加がなかったこと.事前の参加申し込みはあったのだけど...暑かったし,川越が遠かったからかもしれません.
 埼玉ブロックの委員へ,もっとメールを出して参加を促すべきだったかもしれません.
 ロボットハンドなら,もっと人が集まってもおかしくないのに,と思います.今思うと,私が書いた案内文があっさりしすぎて下手だったのかもしれません.
 他の要因として,川越という場所のせいかもしれません.都内から来るのは少し遠いです.埼玉県内でも大学間が離れている気がします (名古屋市内が固まっているので余計にそう思うのかもしれません).しかし,逆に言えば,都内で開催される講演会を本学の学生が聞きにいくのは遠いです.ですので,機会があれば,もっと川越でも講演会が開催できれば良いなと思います.