当研究室の日々の実験風景です
生命科学科3年生で、長谷川研への配属を希望している学生さんは、一度動画を見てみましょう。
一年間ほぼ毎日、こんな実験に取り組んでもらいます。

Pd/Cを触媒として用いた接触水素添加

ニトロ基やアジド基などの官能基をアミノ基へと変換する反応です。水素化剤として水素ガスを用い、触媒として活性炭に担持されたパラジウムを用いています。反応後に触媒を濾過するだけで後処理が完了する、極めて扱いやすい反応です。このような有機化学反応を何段階も経ることにより、目的とする化合物を合成していきます。

TLCによる分析

目的とする化合物がきちんと合成できているのか、合成ステップごとに確認する必要が有ります。その際に、最も簡単かつ信頼性も高い分析法が薄層クロマトグラフィー(TLC:Thin Layer Chromatography)による分析です。UV吸収の有無や、様々な試薬による発色情報を組み合わせ、目的物ができているのか(その純度なども)評価します。

セライト濾過

接触水素添加反応で触媒として使用したPd/Cを除去するためのセライト濾過の方法です。Pd/Cの除去のほか、通常の濾紙では濾過できないほど細かい粒子を除去・回収するときにも使います。

その他の動画
当研究室での実験風景や、実験に使用している装置やデータベースの使い方など、複数の動画をYouTubeにアップロードしてあります。

・SciFinderを用いたカタログ検索
・TLCのスポットおよび展開(学生実験用).........など