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ある物体の重心Rは
で求められる.分子の部分は一次のモーメントを計算している.剛体の回転においては二次のモーメント、すなわち、慣性モーメントが重要な物理量になる.慣性モーメントは
で定義される.ここで注意すべきことは、この値は回転軸に依るということである(rは回転軸からdm までの(最短)距離である).慣性モーメントはkg・の単位を持つ.
物体の運動エネルギーは
とかける.(m v^2/2 と比較)
角運動量Lは
であるが、剛体の場合、線運動量はrに垂直でその大きさは であるから、角運動量の大きさは
とかける.
以上より、ある回転軸を中心に角速度omega で回転している物体は,
回転の運動エネルギー
を持ち、また、(その回転軸中心からはかった)角運動量
ハを持つ.また、トルク(回転のモーメント)は
ここでは角加速度で
である.
以下では全体の質量をM、線密度を, 面密度を 、密度を とする.半径はRで, 長さはhとする.
であるから