研 究 業 績 一 覧
子島 進
学位論文
1999 「カラーコラムにおけるイスマーイール派の変容−宗教共同体と開発の視点から−」総合研究大学院大学博士論文。
単 著
2002 『イスラームと開発−カラーコラムにおけるイスマーイール派の変容−』ナカニシヤ出版。
編 著
2007 Ambassador Lecture Series 2006: Pakistan, United Kingdom, Ethiopia, and Guatemala.Faculty of Regional Development Studies, Toyo University. (ロバート・ヒューズ氏との共編)
2004 黒崎卓・子島進・山根聡編著『現代パキスタン分析−民族・国民・国家』岩波書店。
論 文
2009 “Diversity of Islamic NGOs: A Preliminary Report”『国際地域学研究』第13号、92‐100頁。
2008 「ヌールバフシー派」金基淑編『世界の先住民族 第3巻南アジア』明石書店、229-241頁。
2006 “From Social Development to Religious Knowledge:Transformation of the Ismailis in Northern Pakistan” In Dudoigon, A. et al (eds.). Intellectuals in the Modern Islamic World, pp.226-240. Routledge.
2005 「NGOを通して見るイスラーム復興―パキスタンの事例を中心に」『社会人類学年報』Vol.31、61-91頁。
2005 「パキスタンのNGOとその社会的役割」宮原辰夫編『アジア・イスラーム圏における民主化過程とNGOの役割に関する比較研究』39-57頁。(文部科学省科学研究費・基盤研究(B)(1)研究成果報告書)。
2004 「パキスタンの嗜好品とイスラーム的慈善制度」高田公理ほか編『嗜好品の文化人類学』講談社、208-216頁。
2004 「パキスタンの民族と国家」(山根聡氏との共著)。黒崎卓・子島進・山根聡編著『現代パキスタン分析−民族・国民・国家』岩波書店、1-23頁。
2004 「パキスタン統合の原理としてのイスラーム」(井上あえか氏との共著)。黒崎卓・子島進・山根聡編著『現代パキスタン分析−民族・国民・国家』岩波書店、27-47頁。
2004 「社会開発から探る民族の可能性」黒崎卓・子島進・山根聡編著『現代パキスタン分析−民族・国民・国家』岩波書店、259-283頁。
2003 「グローバル時代のマイノリティ―イスマーイール派開発NGO」小松久男・小杉泰編著『現代イスラーム思想と政治運動』東京大学出版会、195−214頁。
2002 「グローバル化とイスラーム:イスラーム的NGOの動態から」津田幸男・関根久雄編著『グローバル・コミュニケーション論―対立から対話へ』ナカニシヤ出版、131-144頁。
2002 “Pakistan: Regulations and Potentiality in a Fragmented Society”. In Shigetomi, S. (ed.). The State and NGOs: Perspective from Asia. pp.94-109. Institute of Southeast Asian Studies.
2002 「イスラーム理解の可能性」『季刊民族学』99号、33-35頁。
2001 「パキスタン―分断社会における規制と可能性―」(佐藤規子氏との共著)。重冨真一編著『アジアの国家とNGO―15カ国の比較研究―』113-134頁。明石書店。
2001 「混合山地農業における家畜飼養:パキスタン北方地域の事例から」篠田隆・中里亜夫編『南アジアの家畜と環境』31-57頁。(文部科学省科学研究費・特定領域研究(A)「南アジア世界の構造変動とネットワーク」研究成果報告書 No.8)。
2000 Pir, Waiz, and Imam: The Transformation of Socio-Religious Leadership among the Ismailis in Northern Pakistan. Islamic Area Studies Working Paper Series No.23. Islamic Area Studies Project.
2000 「山と氷河と赤いカエル−カラーコラム山地農民の自然観」松井健編著『自然観の人類学』247-287頁。榕樹書林。
2000 “The Ismaili Imam and NGOs: A case study of Islamic civil society”. 『アジア太平洋論叢』第10号、149-163頁。アジア太平洋研究会。
1998 “Diversity of Lineages in Ghizer, Northern Areas, Pakistan”. In Stellrecht, I. (ed). Karakorum - Hindukush - Himalaya: Dynamics of Change - Part II - . pp.405-415. Rudiger Koppe Verlag.
1998 「イスマーイール派の変容とパキスタンにおける市民社会の創出」小杉泰編著『中東・イスラーム諸国の国家体制と民主化』110-126頁。日本国際問題研究所。
1998 「イスラームと農村開発」斉藤千宏編著『NGOが変える南アジア』85-118頁。コモンズ。
1997 「カラーコラムにおけるラージャー制の変容」『京都造形芸術大学紀要 GENESIS』3号、128-150頁。
1992 「パキスタン北部、グジュル族の乳利用」石毛直道・和仁皓明編著『乳利用の民族誌』173-186頁。中央法規出版。
1992 「トゥルリティの村おこし」『季刊民族学』54号、68-79頁。
1988 「グジュル族の村」『季刊民族学』45号、112-122頁。
翻 訳
1998 『スワート最後の支配者』フレドリック・バルト著。麻田豊監修、子島進翻訳。勁草書房。(Barth, F.1985. The Last Wali of Swat: An Autobiography astold toFredrik Barth. NorwegianUniversity Press).
その他
2010 「インダス川から見るパキスタン」田中雅一他編『南アジア社会を学ぶ人のために』世界思想社、247-248頁。
2009 「フェアトレード関連文献書評」『国際地域学研究』第12号、201-205頁。
2008 「群・彩・人」毎日新聞9月30日(インタビュー)。
2008 「イスラーム復興とNGO」小杉泰他編『イスラーム世界研究マニュアル』名古屋大学出版会、310-314頁。
2008 「フェアトレードで国際協力を楽しむ」『南の風』No.229、2頁。
2008 「モルディブにおけるイスラームの伝統的秩序規範の変容調査」『アジア文化研究所年報』第42号、214-219頁。
2007 「ノクシカタ バングラデシュの刺繍布B」(林千賀子氏との共著)。上毛シャトル8月15日。
2007 「ぐんまで研究」朝日新聞7月21日(インタビュー)。
2007 「助けを求められない「グージャル」」『月刊みんぱく』第31巻2号、6、7頁。
2006 「パキスタン地震被災者救援活動視察報告」『もうひとつの南の風』Vol.4、18-21ページ。
2006 「現代的ワクフの挑戦−ハムダルド財団(パキスタン)の事例から」『アジア文化研究所年報』第41号、349-350頁。
2006 「館林からアッサラーム・アライクム」上毛シャトル1月28日。
2005 「教室で伝える私の哲学」『TOYO UNIVERSITY NEWS』199号、11頁(インタビュー)。
2005 「イスラームとNGO」上毛シャトル8月7日。
2005 「ブルーシャスキー語の辞書作り」『パーキスターン』197号、19、20頁。
2004 「バルト スワート最後の支配者」小松和彦ほか編『文化人類学文献事典』弘文堂、565頁。
2003 「ワヒー民族の宗教組織と開発NGO」水嶋一雄『「ワヒ」民族の伝統的な社会・経済構造の変容と持続可能メカニズムの研究』55-61頁。(日本大学学術研究助成金研究成果中間報告書)。
2003 「NGOから見えてくるイスラーム」『アイハウスニュース』93号、3頁。大阪国際交流センター。
2003 「パキスタンはどのような民族問題をかかえているのか」「月刊みんぱく」編集部編『キーワードで読みとく世界の紛争』91-94頁。河出書房新社。
2002 書評“Afghanistan: Mullah, Marx, and Mujahid”『アジア・アフリカ地域研究』第2号、336-343頁。
2002 「開発の中の桃源郷」『週刊朝日百科世界100都市 パキスタン』第49号、18、19頁。
2002 「世界のこども夢気球―パキスタン」毎日新聞(夕刊)8月10日。
2002 「イスマーイール派」「パキスタン」片倉もとこ編集代表『イスラーム世界事典』明石書店。
2002 「アーガー・ハーン」「イスラーム診療所」「サイドゥー・バーバー」「サッジャーダ」「バールバーイー」「バルーチ」「北西辺境州」大塚和夫ほか編『岩波イスラーム辞典』岩波書店。
2002 「パキスタン人のボランティア活動」『第三文明』2月号、32-34頁。第三文明社。
2001 「イスラーム的なNGO」京都新聞(朝刊)12月12日。
2001 本の紹介「西南アジア遊牧民族記」(松井健著)『地域研究スペクトラム』7号71,2頁。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科連環地域論講座。
2000 「グージャル(パキスタン)」「グージャル(アフガニスタン)」「コーヒスターニー」「シナー語話者」「ダルド」「パミール諸民族」「ワヒー」綾部恒雄監修『世界民族事典』弘文堂。
1999 書評「いま、なぜ市民社会なのか―現代イスラーム社会における民主化の再検討―」『地域研究スペクトラム』3号71-73頁。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科連環地域論講座。
1999 書評「アジア読本 スリランカ」『地域研究スペクトラム』3号66、67頁。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科連環地域論講座。
1999 「スワート雑記」『総合環境’99』3号27、28頁。京都造形芸術大学総合環境学研究室。
1999 「パキスタンから「インド」を考える」『地域研究スペクトラム』2号44-46 頁。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科連環地域論講座。
1998 「訳者あとがき」フレドリック・バルト著『スワート最後の支配者』303-322頁。勁草書房。
1996-7 「イスマーイーリー派に関する覚え書き−パキスタン北部の地域理解のために−」『パーキスターン』149号2-7頁、150+151号8-14頁。日本パキスタン協会。
1996 「民族と文明の十字路で−ギルギット地方の生活と文化−」薬師義美・雁部貞夫編『ヒマラヤ名峰事典』539-543頁。平凡社。
1996 「アーガー・ハーンと農村開発」『月刊みんぱく』9月号、15-17頁。千里文化財団。
1994-5 「冬のピンガル村」『パーキスターン』136号8-13頁、137号8-14頁、142号17-22頁、143号8-14頁。日本パキスタン協会。
1992 「乳製品」辛島昇他監修『南アジアを知る事典』522、523頁。平凡社。
1988-9 「苦いラマザーン」『パーキスターン』108号14-19頁、109号11-16頁、110号16-21頁、111号8-14頁。日本パキスタン協会。
口頭研究発表
2006 「現代的ワクフの挑戦−ハムダルド財団(パキスタン)の事例から」東洋大学アジア文化研究所公開研究会。2006年1月14日。東洋大学。
2005 「ワクフの現代的活用によるイスラーム復興―インド、パキスタン、バングラデシュにおけるハムダルド財団の展開」日本南アジア学会第18回全国大会。2005年10月2日。龍谷大学。
2005 「イスラームとNGO活動―アーガー・ハーン開発ネットワークと現代イスマーイール派」社団法人イスラム協会公開講演会。2005年4月30日。東京大学。
2003 「ワクフと社会開発―パキスタン・ハムダルド財団の事例から」日本中東学会第19回年次大会。2003年5月11日。立命館アジア太平洋大学。
2002 「パキスタンの民族と国家」「国民の将来、民族の可能性―現代パキスタンのインターディシプリン的研究」研究会。2002年7月28日。東京大学。
2002 「パキスタンにおける民主化過程とNGO」アジア・イスラーム圏における民主化過程とNGOの役割に関する比較研究(平成14年度科学研究費基盤研究)。7月13日。京都大学。
2002 「開発における宗教と伝統文化の役割―パキスタン北部の事例から」国際シンポジウム「アフガニスタン・パキスタン支援」。2002年7月6日。日本大学。
2002 「現代イスマーイール派の新展開―社会開発と宗教思想」日本中東学会第18回年次大会。2002年5月12日。東京大学。
2002 「社会開発から探る「民族」と「民族をこえていくもの」(2)」「国民の将来、民族の可能性―現代パキスタンのインターディシプリン的研究」研究会。2002年3月24日。東京大学。
2002 「イスラーム的NGOの探求−現代イスマーイール派の展開を軸に」イスラーム地域研究公開講演会「これからのイスラーム地域研究 ― イスラーム世界の統一性と多様性(2)」2002年3月9日。東京大学。
2002 「現代イスマーイール派の概要」イスラーム地域研究第1班aグループ研究会「現代イスマーイール派の動向と思想(2)」2002年1月28日。東京大学。
2002 「現代イスマーイール派の概要」イスラーム地域研究第1班aグループ研究会「現代イスマーイール派の動向と思想(1)」2002年1月25日。京都大学
2001 「イーディー財団とその創始者―パキスタンの社会福祉分野のリーダー」COEアジア・アフリカにおける地域編成―原型・変容・転成―「地域がつくる人物」第1回研究会。2001年9月28日。京都大学。
2001 「社会開発から探る「民族」と「民族をこえていくもの」(1)」「国民の将来、民族の可能性―現代パキスタンのインターディシプリン的研究」研究会。2001年5月26日。京都大学。
2000 “NGO as a Form of Islamic Reform: The Ismaili Imamat and Jamaat”. International Colloquium of the Islamic Area Studies Project 'Intellectuals in Islam in the 20th Century: Situations, Discourses, Strategies'. 2000年10月13〜15日。JAL CITY四谷。
2000 「イスラーム・民族・エリート―パキスタンにおけるNGO活動の特徴」「国家とNGO研究会」。2000年9月30日。笹川平和財団。
2000 「カラーコラム山地農民の家畜経営と環境」南アジアの構造変動とネットワーク第3班「南アジアにおける環境変動と開発」研究会。2000年6月24日。京都大学。
2000 「読み書き能力の向上と宗派アイデンティティの変容―パキスタン北部、イスマーイール派の事例から―」イスラーム地域研究第5班aグループ「知識と社会」研究会。2000年5月28日。東京大学東洋文化研究所。
2000 「イスラームと読み書き能力―イスマーイール派の事例から−」第34回日本民族学会研究大会。2000年5月20、21日。一橋大学。
1999 「イスラームと市民社会:東南アジアからのメッセージ報告」シビルソサイエティ研究会。1999年12月13日。電通銀座ビル。
1999 “Comments on Islam and Civil Society in Thailand - The Role of NGOs -”. International Conference 'Islam on Civil Society - Messages from Southeast Asia-'. 1999年11月5、6日。伊東市ペガサスハウス。
1999 「イスラームと読み書き能力―イスマーイール派コミュニティの事例から―」京都人類学研究会。1999年10月5日。京大会館。
1999 “Pir, Waiz and Imam: Religious Leadership and Literacy among the Ismailis in Pakistan”. 1999年8月27日。イスラーム地域研究第2班C「スーフィズム・聖者信仰研究会」。上智大学。
1999 「カラーコラムにおけるイスマーイール派の変容−宗教共同体と開発の視点から−」日本民族学会近畿地区修士論文・博士論文発表会。1999年3月20日。京都大学。
1999 「イスラーム社会における市民社会:パキスタンの伝統的NGO活動から」シビルソサイエティ研究会。1999年3月8日。電通銀座ビル。
1998 『地域性と農村開発―パキスタン・北方地域の事例から―』農村開発の地域性共同研究会。1998年3月17日。京都大学東南アジア研究センター。
1998 「イスマーイール派を通して見るパキスタンの政治過程」中東・イスラーム諸国の国家体制と民主化研究会。1998年1月27日。日本国際問題研究所。
1997 「パキスタン北部におけるイスマーイーリー派の社会開発−グローバライゼーションの視点から−」南アジア研究会(関西)定例研究会。1997年6月29日。大阪府立労働センター。
1997 「イスマーイーリー派による社会開発−パキスタン北部における事例から−」第31回日本民族学会研究大会。1997年5月21、22日。国立民族学博物館。
1995 “Diversity of Lineages in Ghizer, Northern Areas, Pakistan”. International Symposium on Karakorum-Hindukush-Himalaya: Dynamics of Change. 1995年9月29日〜10月2日。イスラーマーバード国立図書館。