シャプラニールの『ノクシカタ体験キット』その2

長澤奈津子

 私は「ノクシカタ体験キット」の象を作りました。授業の合間など、自分の空き時間に少しずつ刺繍していき、完成までには2週間ほどかかりました。作り始めたときは上手く出来ず、何度もやり直しました。また、始めた頃はなかなか進まず、完成までは遠いなぁと思っていました。けれども、刺繍に慣れてくるとだんだん面白くなっていき、進むペースも早くなりました。ベッドカバーやテーブルクロスのような大きなものを完成させるのはかなり大変だと思いますが、このキット程度の大きさなら、素人の私でももう一度やりたいと思いました。

 バングラデシュの村で、実際にノクシカタの仕事をしている女性たちに混じって刺繍をやらせてもらいましたが、やはり大きな製品は刺繍の柄が難しく、縫い方もたくさんありました。このキット(象)は縫い方も2、3種類しかなく作りやすいと思いました。

改善してほしい点を以下に挙げます。

・刺繍の糸の本数が少ないと感じました。象の縁取りの糸は途中で使い切ってしまい、市販のものを買ってきました。

・完成写真があった方が製品のイメージをつかみやすいく、誰でも気軽に作りやすくなるのではと感じました。また、キットの額(外側の枠)の部分は、説明書だけでは分かりづらく、私はバングラデシュで購入したノクシカタ商品を見本に作りました。

・象と花だけでなく、犬や猫など小さな子供も喜ぶ絵柄もあればいいなと思います。

 

 

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