フェアトレード商品の特色として、以下の3点があげられます。
1、自然と人にやさしい素材
生態系の維持に配慮し、現地で入手可能な素材を使っています。生産過程においても、
生産者の健康と安全に配慮しています。
2、伝統の活用
地域の伝統技術を応用した商品作りがなされています。手作りの良さを生かした
高品質の商品の生産を目指しています。
3、雇用の提供
フェアトレードでは、経済的に最も厳しい環境におかれた人への雇用を優先しています。
農村部に暮らす多くの女性達にとって、今やフェアレードは大切な収入源になっています。
日本では、1980年ごろから各NGO団体がフェアトレード商品を取り扱い始めました。
取り扱われている商品は、バラエティに富んでいます。代表的な商品としてバングラデシュの
刺繍ノクシカタ、インドやネパールで生産されているミティラ絵画の小物、
フィリピンのドライフルーツなどがあります。コーヒーもフェアトレードの代表名な商品であり、
数十種類が出回ってます
現在、フェアトレード商品を扱っている団体が日本でも増えてきています。
フェアトレード商品を扱う店舗数は数百点に達し、市場も10億円規模となっています。
フェアトレードが盛んなドイツでは年間の売り上げが60億円といわれており、
日本の市場もまだまだ大きくなる可能性を持っています。
フェアトレード商品を扱う企業も、徐々にですが増えつつあります。
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