活動記録


北脇教授の特別講義
「グァバ葉におけるモニタリング」

報告  東城勇太

 9月にバングラデシュへスタディツアーに行くので、今回は同じくバングラデシュにて活動を行っている北脇教授に特別講義をしてもらいました。

 バングラデシュ64県のうち61県が0.05mg/lを超える砒素汚染地域となっています。(国際基準は0.01mg/l)その上国民の95〜97%が井戸水を飲むため、3200万人に砒素中毒のリスクがあります。そのためいかに日ごろ飲んでいる井戸水は危険なのかを認識してもらう必要があります。今回は砒素汚染された井戸水にグァバ葉を入れることによって黒く濁る(グァバの成分が鉄分と反応して黒くなる。砒素は鉄分と一緒になっている。)という目に見える形で示すという方法でした。

 途上国で大切なのは目に見える形にするということだそうです。それによって住民が危険性に気づき、砒素除去装置に対する支払い意志が高くなるそうです。今回の資料でも、グァバ葉のデモンストレーション前/後では支払い意志が上がっていました。

 今回の特別講義によって、いかにわかりやすく示し、いかに適正技術を利用し、そしていかに文化的に受け入れられるか、ということの大切さを学びました。

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