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研究概要

本研究では、ナノスケールサイズで発現する電子や光の重畳現象による反応場を活用した単一分子レベルの超高感度でセンシング可能な新規デバイスの創生を目指します. この目標達成に向けて、自己組織化や結晶成長を利用したナノ材料工学のアプローチから、ナノ構造を思いのまま操る技術の開拓やナノ構造の形成に至る物理現象の理解を進めています。

研究内容


ニュース

2024年 9月 第85回応用物理学会 秋季学術講演会で5件の学会発表を行います。
・「バイオセンサー応用に向けたナノギャップ表面増強ラマン散乱の開発」徳永 泰河 他
・「表面増強ラマン散乱素子の自動作製装置及び自動評価システムの開発」笠井 洋輔 他
・「六方晶窒化ホウ素フレーク上のグラフェン気相成長機構の解析」笹沼 碧 他
・「六方晶窒化ホソ素フレーク上に気相成長させたグラフェンの電子物性解析」寺田 祐晟 他
・「エタノール雰囲気高温還元での酸化グラフェン表面形態変化による高結晶化」神田 哲志 他
2024年 8月 ナノマテリアルサイエンス研究会で11件の学会発表を行いました。
・「Evaluating of the number of layers of graphene by Raman scattering Intensity」Y. Chigira et al.,
・「ナノギャップ構造高密度化によるSERS効果の増強とバイオセンサー応用」徳永 泰河 他
・「六方晶窒化ホウ素フレーク上のグラフェン成長メカニズムと温度依存性の解析」笹沼 碧 他
・「エタノール雰囲気高温還元した酸化グラフェン薄膜の表面形状と結晶性」神田 哲志 他
・「Direct growth of transfer-free graphene on h-BN surfaces」Y. Miyashita et al.,
・「AIによるグラフェン結晶初期成長の画像解析とデバイス自動設計の統合的研究」高塚 亮輔 他
・「物理リザバー構築に向けた非線形特性の研究」島崎 直希 他
・「表面増強ラマン散乱素子の自動作製装置及び自動評価システムの開発」笠井 洋輔 他
・「乱層積層した多層グラフェンの合成と電子輸送特性に関する研究」山下 朋晃 他
・「表面増強ラマン散乱における還元型酸化グラフェンの結晶性の影響」小野 凌雅 他
・「絶縁結晶表面上へ気相-固相成長させたグラフェンの電子輸送特性評価」寺田 祐晟 他
2024年 3月 第71回応用物理学会 春季学術講演会で1件の学会発表を行いました。
・「六方晶窒化ホウ素フレーク上に気相成長させたグラフェン層の透過型電子顕微鏡による積層構造解析」宮下 裕之介 他
2024年 3月 ・3月26日 川越キャンパスで学位授与式・卒業式が行われました。ご卒業おめでとうございます。
・2023年度の各学会・学内表彰者:日頃の弛まぬ努力の成果です。おめでとうございます。
 宮下 裕之介:電気学会東京支部 埼玉支所研究発表会 論文賞受賞
 神田 哲志 電気学会東京支部 「電気学術奨励賞」
 千木良 悠貴 TGLプログラム 「シルバー賞」
 最優秀卒業論文発表賞 松井 恒輝, 徳永 泰河
2024年 2月 工業技術研究所主催の研究会で4件のポスター発表を行いました。       
・「圧電素子上のナノギャップ作製に関する研究」松井 恒輝, 徳永 泰河 他   
・「反射層を利用した表面増強ラマン散乱素子に関する研究」萩原 大河, 塩澤 勇羽 他   
・「六方晶窒化ホウ素フレーク上への乱層積層グラフェンの合成」宮下 裕之介, 渡邊 颯人 他   
・「高温条件での高結晶性還元型酸化グラフェン薄膜の形成」島崎 直希, 神田 哲志 他
2023年 12月 第20回 BNC国際シンポジウムで5件の発表を行いました。
・Stacking structure analysis of graphene layers grown on h-BN flake using TEM: Y. Miyashita et al.,
・Direct growth of graphene layers on mechanically exfoliated h-BN flakes: R. Takatsuka et al.,
・Surface-enhanced Raman scattering device using molecular lithography method: M. Hosoi et al.,
・Synthesis and characterization of reduced graphene oxide films: T. Yamashita et al.,
・Decision of the number of graphene layers grown on h-BN flake using Raman spectroscopy: Y. Chigira et al.,
2023年 10月 秋の仮配属で 小平斗聖 君、笹沼碧 君、寺田祐晟 君
の3名がジョイントしました。活躍を期待しています。卒研に向けて、頑張ってください。
2023年 7月 第36回マイクロプロセス&ナノテクノロジー国際会議(MNC 2023)で1件の発表を行います。
・Surface-enhanced Raman scattering device using molecular lithography method: M. Hosoi et al.
2023年 6月 第84回応用物理学会 秋季学術講演会で2件の発表を行います。
・表面増強ラマン散乱素子の自動作製システムの開発 笠井 洋輔 他
・検量線を利用した六方晶窒化ホウ素フレーク上に成長したグラフェン層数の決定法 渡邊 颯人 他
2023年 4月 酸化グラフェンの還元に関する論文が、Thin Solid Films に受理されました。大阪大学小林研とJAISTの赤堀先生との共同研究の成果です。
新4年生10名(仮配属生4名)・大学院生4名の新体制で研究をスタートしました。
2023年 3月 ・3月23日 川越キャンパスで学位授与式・卒業式が行われました。ご卒業おめでとうございます。
・2022年度の各学会・学内表彰者:日頃の弛まぬ努力の成果です。おめでとうございます。
 高塚 亮輔:電気学会東京支部 埼玉支所研究発表会 論文賞受賞
  「六方晶窒化ホウ素フレーク上へのグラフェン層の直接成長」
 五味 勇真:電気学会東京支部 電気学術奨励賞受賞
 井橋 勇貴、山下 幸起、笠井 洋輔:工業技術研究所 研究発表会 優秀賞受賞 
  「表面増強ラマン散乱シグナルにおける素子の形状依存性」
 五味 勇真、高塚 洋輔 工業技術研究所 研究発表会 優秀賞受賞 
  「h-BN上へのグラフェン直接成長法の開拓」
2023年 1月 第70回応用物理学会 春季学術講演会で3件の発表を行います。
・表面増強ラマン散乱シグナルにおける素子の形状依存性 細井李香 他
・六方晶窒化ホウ素フレーク上へのグラフェン層の直接成長 高塚亮輔 他
・エタノールガス雰囲気の高温加熱還元による酸化グラフェンからの乱層積層した多層グラフェンの合成 山下朋晃 他
2022年 12月 第19回国際シンポジウム:バイオ科学とナノテクノロジーの融合で、根岸が基調講演を行います。
「Anomalous carrier transport properties in multilayer graphene materials with a weak interlayer coupling synthesized by a solid template method」
2022年 11月 第4回産学連携技術シーズ発表会で、当研究室の取り組みを紹介しています。
第5講演 ナノ材料工学に基づく超高感度バイオセンサーの開発
発表者:根岸 良太
2022年 9月 学科主催の秋卒業研究発表会を行いました。加藤さんが最優秀賞を受賞しました。おめでとうございます。
発表タイトル
ナノギャップデバイスの表面増強ラマン散乱素子への応用に関する研究(発表者:加藤祐基)
2022年 7月 埼玉県次世代ものづくり技術活用製品開発補助金制度に採択されました。
2022年 6月 ・9月20~23日に開催される第83回応用物理学会秋季学術講演会で1件の発表を行う予定です。
2022年 5月 乱層積層した多層グラフェンの物性に関する総説を含む書籍”Quantum Hybrid Electronics and Materials”がSpringerより出版されました。新学術領域「ハイブリッド量子科学」の研究成果です。
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2022年 4月 第10回あいちシンクロトロン光センター事業成果発表会で発表を行いました。
課題名:単分子検出を可能とする多層グラフェンバイオセンサーの開発
・メンバーを更新しました。
2022年 3月 ・日本学術振興課科学研究費助成授業 基盤研究(c)に採択されました。
課題名:多層グラフェンのナノギャップ構造によるテラヘルツ帯表面増強ラマン散乱素子の開発
・本学の研究・産学連携活動案内誌に我々の研究室の取り組みが掲載されました。
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2022年 2月25-26日 工業技術研究所主催の研究会で5件のポスター発表を行いました。笠木さん/小林さん、青島さん/細井さん、関啓吾さん/村上航平さんの3件の発表が優秀賞を受賞しました。おめでとうございます。
発表タイトル
・h-BN基板上へのグラフェンの合成とキャリア伝導評価法の開発(発表者:笠木啓太/小林海登)
・分子リソグラフィー法を利用した表面増強ラマン散乱素子の作製(青島佑太/細井李香)
・アクティブ表面増強ラマン散乱素子の作製(関啓吾/村上航平)
・多層グラフェンナノギャップ素子の創成(田浦翔/松田尚也)
・表面増強ラマン散乱素子の自動作製システムの開発(根岸良太)
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2022年2月15日 学科主催の卒業研究発表会を行いました。学生の皆さんお疲れ様でした。笠井さん/小林さんの発表が会場の最優秀賞を受賞しました。おめでとうございます。   
発表タイトル
・還元型多層グラフェン/h-BN電界効果型トランジスタ形成法の開拓(発表者:笠木啓太/小林海登)
・分子定規法を利用したナノギャップデバイスの作製法に関する研究(青島佑太/細井李香)
・アクティブ表面増強ラマン散乱素子の開発に関する研究(関啓吾/村上航平)
・多層グラフェンの合成とデバイス応用に関する研究(田浦翔/松田尚也)
2022年 1月 コンテンツに”実験装置”を追加しました。
2021年 12月 SiCグラフェン上へのグラフェンの結晶成長に関する論文がNanotechnologyに掲載されました。NTT基礎物性研究所谷保グループ、大阪大学 理学部 高城助教との共同研究の成果です。
2021年 11月 シリコン材料・デバイス研究会で招待講演を行いました(発表タイトル:乱層積層を持つ多層グラフェンナノリボンの合成およびキャリア輸送現象)。
2021年 6月 多層グラフェンナノリボンに関する成果がScientific Reportsに掲載され、プレスリリースを行いました。九州工業大学 田中教授、大阪大学 森伸也教授との共同研究の成果です。
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2021年 4月 ・研究成果展開事業(研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP トライアウトタイプ))に採択されました。
課題名:単一分子検出可能なアクティブ表面増強ラマン散乱素子の開発
2021年 3月 ・工業技術研究所 産学連携プロジェクトに採択されたした。埼玉県にある(株)三和様との共同研究です。
・応用物理学会春季講演会に1件の発表を行いました。大阪大学小林研G・NTT谷保Gとの共同研究の成果です。
2021年 2月 本研究の卒業研究発表会をオンラインで開催しました。学生の皆さんお疲れ様でした。
発表タイトル
・気相-固相成長により合成した多層グラフェンの形成機構の解析
・原子スイッチ現象を利用した表面増強ラマン散乱制御法の探索
・超高温処理によるグラフェン薄膜の合成とバイオセンサー応用
・ナノギャップ電極構造を利用した表面増強ラマン散乱素子の開発
・多重転写法による多層グラフェンの合成とその積層構造解析
2020年 12月 彩の国ビジネスリサーチ(オンライン)でバイオセンサーに関する本研究室の取り組みを紹介しました。
2020年 9月 応用物理学会秋季講演会(オンライン)で2件の発表を行いました。大阪大学小林研G・NTT谷保Gとの共同研究の成果です。
2020年 4月 東洋大学 理工学部電気電子情報工学科に異動しました。
2019年 9月 ・多層グラフェンに関する論文(北陸先端大赤堀研、NTT基礎研の低次元構造研究G、阪大産業科学研究所半導体分野との共同研究)がPhysica Status Solidi Bにアクセプトされ、バックカバーイラストに選ばれました。
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・北海道大学で開催されました応用物理学会秋季講演会で2件の発表を行いました。
2019年 7月 ドイツのヴュルツブルクで開催されるNT19国際会議で3件の発表を行いました。
2019年 6月 カナダのオワタで開催されたHQS2019国際会議で招待講演を行いました。
2019年 5月 奈良で開催されたCSW2019国際会議で、1件の発表を行いました。
2019年 3月 東工大で開催された応用物理学会で、2件の発表を行いました。
2019年 2月 ・原子スイッチに関する論文が、Japanese Journal of Applied Physcis Special Issueにアクセプトされました。
・バイオセンサーに関する論文(日本化薬(株)と理化学研究所石橋Gとの共同研究)がJapanese Journal of Applied Physcis Special Issueにアクセプトされました。
・多層グラフェンに関する論文(NTT物性科学基礎研の低次元構造研究Gとの共同研究)がJapanese Journal of Applied Physcis Special Issueにアクセプトされました。
・大阪中之島センターで開催された応用物理学会関西支部講演会で、修士1年生の魏さんが最優秀ポスター賞を受賞しました。
・大阪中之島センターで開催された応物関西支部第三回講演会で2件発表を行いました。
2019年 1月 沖縄科学技術大学院大で開催された新学術「ハイブリッド量子科学」で2件発表を行いました。
2018年 10月 仙台で開催されたACSIN-14で3件の発表を行いました。
2018年 9月 名古屋で開催された第76回応物秋季講演会で2件の発表を行いました。
2018年 7月 ・CNT薄膜トランジスタバイオセンサーに関する論文がJournal of Applied Physicsにアクセプトされました。Editor's picks論文に選ばれ、メディア(PHYS ORG), (ScienceDaily)で紹介されました。
・北京大学で開催されましたNT18国際会議で3件発表しました。
2018年 3月 ・立教大で開催されました第7回サイエンスインカレ(文科省主催)で、学部3年生のサイカ・ブルーノさんが口頭発表し、奨励賞(ブロンズ賞)を受賞しました.
・17-20日に早稲田大学で開催される応用物理学会で2件口頭発表しました
2018年 5月 クアラルンプールで開催されるNANOTECH MALAYSIAで招待講演しました。
2018年 1月 ・酸化グラフェンの表面電位に関する論文がJapanese Jornal of Applied Physicsにアクセプトされました。
・新学術領域研究”ハイブリッド量子科学”の若手研究会で招待講演を行いました。
2017年 11月 韓国済州島で開催されるMNC2017国際会議で2件発表しました。
2017年 10月 大阪府立大で開催される新学術「ハイブリッド量子科学」の領域会議で2件発表しました。
2017年 9月 ・宮城蔵王ロイヤルホテルで開催されたHQS国際会議で口頭発表しました。
・福岡国際会議場で開催された応用物理学会で2件口頭発表しました。
2017年 8月 東京理科大で開催されたナノカーボンワークショップで招待講演を行いました。
2017年 6月 韓国済州島で開催されたCollatorative Conference Materials Research (CCMR)国際会議で招待講演を行いました。
2017年 4月 ・大阪大学大学院理学研究科小川研と九州大学田中研との多層グラフェンナノリボンに関する共同研究の論文が Applied Physics Lettersにアクセプトされました。
・酸化グラフェンの還元に関する解説記事が ナノ学会誌に掲載されました。
2017年 3月 ・パシフィコ横浜でされた応用物理学会で招待講演(1件)と口頭発表(2件)しました。
・還元型酸化グラフェンのバイオセンサー応用に関する解説記事が MATERTAL STAGEに掲載されました。
2017年 1月 ・酸化グラフェンのバイオセンサー応用に関する論文がJapanese Jornal of Applied Physics Special Issueにアクセプトされました。
・九州工業大学田中研とのカーボンナノチューブに関する共同研究がJapanese Jornal of Applied Physicsにアクセプトされました。
2016年 12月 酸化グラフェン薄膜の高結晶化に関する論文が応用物理学会の薄膜・表面物理分科会論文賞に選ばれました2017年3月16日パシフィコ横浜で開催される応用物理学会で受賞講演を行います。 ・ナノ構造・物性-ナノ機能・応用部会合同シンポジウムで招待講演を行いました。
2016年 11月 真空・表面科学合同講演会で依頼講演を行いました。
2016年 7月 酸化グラフェン薄膜の高結晶化に関する論文がScientific Reportsに掲載されました。
本研究成果のプレスリリースを行いました。
2016年 6月 カルフォルニア大学サンタバーバラ校の学部生Himangshu Chowdhuryさんがフロンティア・ラボサマープログラムで留学生として2ヶ月間研究室に滞在します。
2016年 4月 研究課題”単一分子検出を可能とするアクティブフォトニクスデバイスの開発”が挑戦的萌芽研究に採択されました。
2016年 3月 ・東工大で行われた応用物理学会にて発表を行いました。
・Spring8で開催された第11回SSSJ表面科学・SPRUC顕微鏡ナノ合同シンポジウムで発表を行いました。
・名古屋ミッドランドホールで開催されたあいちSR成果発表会で発表を行いました。
・中之島センターで行われた新学術「ハイブリッド量子科学」の領域会議で発表を行いました。
2015年 6月 九工大田中啓文教授とのグラフェンナノリボンに関する共同研究がScientific Reportsに掲載されました。
2014年 11月 酸化グラフェン薄膜の還元に関する研究が Applied Physics Lettersに掲載されました。