中野 剛治 東洋大学 経営学部 専任講師 |
Last
updated:04/01/2008 |
ゼミナールのテーマ・目的 / ゼミで取り上げた文献 / 合宿 / ゲスト講演 / ディベート大会
1〜2年生対象 基礎演習T / 基礎演習U / 基礎演習V
3〜4年生対象 演習T / 演習U / 演習V / 演習W
「ベンチャー企業における組織・戦略」
ゼミの目的
本演習は、ベンチャー企業を主な分析の対象としながら、
経営学の基本的な概念および分析手法を身につけていくことを目的とします。
皆さんは日々の生活において様々な体験をし、
またメディアなどを通じて様々な情報を得ていることでしょう。
その中で、社会の事象に対して何らかの「疑問」を抱くことも少なくないはずです。
多くの場合、その疑問は自分の中で解決されていきます。
あるいは、いつの間にか自分自身、その疑問自体を忘れてしまったりするかもしれません。
しかし、なかには、どうしてもその疑問について考え込んでしまい、
一夜を眠れないまま過ごしたという経験がある方も、実は少なくないはずです。
そしてその際に考えたことについて、他の人にも伝えたい、共感してほしい、
また他の人の意見を聞いてみたい、などと思ったこと、
一度や二度は経験があるのではないでしょうか?
では「他の人に自分の考えを伝えたい」と感じた時、
どのようにすれば、自分の考えをより多くの人に理解してもらうことが出来るのでしょうか。
それには、
1) 自分が持っている疑問=問題意識を仮説として落とし込む→それに対する答えの提示
2) なぜそのような答えが導き出されるのか、単なる思いつきだけではない論理的な説明
3) 自分の考えを相手に分かるように伝えるコミュニケーションの意欲/能力
が必要だと、私は考えます。
そして、実はこれらこそが、社会における議論の前提であり、
皆さんが学生生活を終えるまでに身につけていただきたいものであり、
さらには学術研究の作法でもあるのです。
以上を習得していくために、
本ゼミでは、社会科学と呼ばれる分野、
特に経営学がこれまでに蓄積してきた知見が記されている様々な文献の輪読を行っていきます。
皆さんの負担は決して少なくないかもしれませんが、
ゼミ生には全力で指導していきます。
「コミュニケーションの意欲/能力」のある皆さんの、積極的な参加を期待しています。
2007年秋学期は、高橋伸夫,中野剛治編著 (2007) 『ライセンシング戦略-日本企業の知財ビジネス-』 有斐閣.と、
ヘンリー・ミンツバーグ (1993) 『マネジャーの仕事』白桃書房. 奥村哲史/須貝栄 翻訳、
野矢茂樹 (2006) 『新版 論理トレーニング』産業図書. を輪読しました。
2007年春学期は、高橋伸夫編 (2000) 『超企業・組織論』有斐閣.を輪読しました。
3年生は、金井壽宏 (1991) 『変革型ミドルの探求』白桃書房.を輪読しました。
夏合宿は2007年9月28日(金)〜29日(土)の1泊2日、山中湖「温泉旅館 若富士」で行いました。
●発表のテーマ
「ハンバーガー業界の競争・戦略」
「急成長をとげるテレビショッピング」
「企業のブランド戦略について」
「TOYOTAの成功要因」
「ユニクロ(ファーストリテイリング)の経営戦略」
「伊勢丹は本当に好調といえるのか」
冬合宿は2008年2月28日(木)〜29日(金)の1泊2日、上総一ノ宮「一宮シーサイドオオツカ」で行いました。
●発表のテーマ
「海外及び国内における国産自動車メーカーのブランド戦略-トヨタのレクサスの例-」
「コンビニエンスストアの仕組み」
「TOYOTAにおいてなぜJIT方式は成功要因となることができたのか」
「ユニクロのSPA型の企業形態」
「人材派遣」
「沖縄米兵暴行事件にみる日米地位協定」
●ディベートのテーマ
「セブンイレブンは電子マネー”Suica”を導入すべきである」
2008年1月18日(金) 16:20~ 『ライセンシング戦略』第5章の著者、
八田真行氏(東京大学大学院経済学研究科)をお迎えしてご講演いただきました。
2007年10月27日(土) 13:00~ 第1回経営学部内ディベート大会に2・3年生チームが出場しました。
(疋田ゼミ・塚田ゼミ・佐藤ゼミ・新井ゼミ・李ゼミが参加)
1年生対象
秋学期の基礎演習Tでは、
これまで社会科学が蓄積してきた知見の基礎を、
文献の輪読によって学んでいきます。
また、PC等のコミュニケーションツールの使用法も適宜解説していきます。
前期の基礎実習講義とこの演習を通じて、
以後の活動における基本的な「作法」の習得を目指します。
2年生対象
夏学期の基礎演習Uでは、経営学が蓄積してきた基本的な知見を、
文献の輪読によって学んでいきます。
そして、自分が興味を持ったテーマについて何らかの問題意識を持ち、
インタビューや調査の準備を行っていくことで、
問題発見能力や分析能力の習得を期待します。
2年生対象
秋学期の基礎演習Vでは、
基礎演習Uに引き続いて経営学が蓄積してきた基本的な知見を
文献の輪読によって学んでいきます。
また基礎演習Uの際に興味を持ったテーマについて、
実際に調査を行ったうえで、年度末には何らかの発表が出来るような状態になることを目指します。
これらにより、文章力やプレゼンテーション能力の向上を図ります。
3年生対象
夏学期の演習Tでは、これまで経営学が蓄積してきた知見を、
特に古典的な文献の輪読によって学んでいきます。
3年生は、1年半後の卒業論文の作成に向けて、
研究テーマの選定や既存文献のサーベイといった作業を始めていくことになります。
3年生対象
秋学期の演習Uでは、文献の輪読によって経営学の知見を学びつつ、
夏学期の演習Tに引き続いて、
卒業論文の作成に向けて研究テーマの選定や
既存文献のサーベイといった作業を続けていくことになります。
また、分析手法やインタビュー・フィールドワークの方法論の習得も目指していきます。
4年生対象
2008年度開講予定
4年生対象
2008年度開講予定
Copyright (C) 2007-08 Koji NAKANO. All rights reserved.