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渡辺 満久
Mitsuhisa WATANABE
教授・理学博士


manqq@toyo.jp

◆ 自己紹介
 活断層がどのような起伏を形成するか、野外調査とコンピュータ数値実験などを主体とする研究を行なってきました。地殻変動を量的に把握するために、阿蘇山や木曾御嶽山などから飛来した火山灰も分析してきました。
 最近は、原子力の安全性と活断層の問題にも取り組んでいます。ただし、原子力の利用に反対の立場ではありません。東北地方太平洋沖地震と「福島」の事故から、10年以上が経過しました。その間、何が起こっても許してしまう日本人の優しさには、非常に驚いてきました。「福島」の事故が起こっても、その安全性を謳ってきたきた研究者は誰一人として責任を取っていません。そのことを恥ずかしいと思っています。地震と事故の直後、文京区は節電を呼びかけ、「2011東北地方太平洋沖地震により電力が不足しています」という内容のポスターを作成しました。今でも、東洋大学に貼ってあります。しかし、この表現では「真実や責任の有無」は全く伝わりません。「福島第一原子力発電所の事故により電力が不足している」と書かないといけないはずなのです。この点を強調すると、「まぁまぁ・・・」と仰る優しい方が多くて嫌になります。