講義の目的・内容
観光地の活性化、プロモーションを行う上で、観光客入り込み客数の実態把握、将来動向の予測・推定は重要である.これらに関して、入り込み客調査の実施方法及びその結果の取りまとめ方法を学習するとともに、観光資源の分布,質の評価,来訪客の居住地分布と観光地までのアクセス抵抗などから,入り込み客数に影響を与える要因ならびに影響の大きさを考察する.さらにこれら要因が影響した将来を想定し,入り込み客数の推測を行う予定である.これら一連のプロセスを実際に行いながら、各々の知識や技術の習得をはかる.なお、PC(パーソナルコンピューター)の表計算ソフト(Excelなど)を用いる予定であり、これらに関して基本的作業等について必要最低限の知識を有していることが望ましい.
学期スケジュール 観光地の入り込み客数の計測方法及びその実態,各市町村別観光入り込み客数・観光資源量の実態とその関連性,観光者の居住地から観光資源間での距離の計測,観光地への観光客入り込み客数の推定,以上の4ステップをそれぞれ3週にわたり説明し,個人個人PCを利用しながら分析する予定である.
指導方法
適宜資料を配付しながら,講義を進める.
成績評価の方法
出席,期末試験を総合的に評価する予定
参考書
(財)国際交通安全学会編,魅力ある観光地と交通,技報堂出版,\3,990
(財)日本観光協会編,観光地づくりの実践,(財)日本観光協会,\1,890
永井弘著,戦後観光開発史,技報堂出版,\2,625
(財)日本交通公社調査部編,観光読本,東洋経済新報社,\1,900
室谷正裕著,新時代の国内観光−魅力度評価の試み−,(財)運輸政策研究機構,\3,990
(財)土木学会編,土木工学大系,No.30観光・レクリエーション計画,彰国社,\4,620