講義の目的・内容
観光に関する様々な現象を「定量的」に把握することは,非常に重要である.そのために必要となる基本的な統計学を講義し,その理解と実践可能な知識の習得を目的とする.
授業では,単回帰分析が理解できることを目標として,そのために必要な各種手法(データの特性把握・データの視覚化,いくつかの確率密度分布の紹介,検定など)について説明を行い,最終的に回帰分析について説明するものとする.
学期スケジュール
基本的な統計量(平均,分散など),データの散らばり具合を示す散布図,いくつかの「検定」,さまざまな確率密度分布,回帰のモデリング及びその評価について,それぞれ2回講義を行い,最終的に個人個人で回帰モデルを構築し,レポート作成・提出を行う予定である.
指導方法 適宜資料を配付しながら,講義を進める.
成績評価の方法
出席,期末試験を総合的に評価する予定
教科書
パソコンによるデータ解析,新村秀一著,講談社ブルーバックス,800円
参考書
初等統計学,P.G.ホーエル著,浅井・村上共訳,培風館,1800円
統計学入門,東京大学教養学部統計学教室編,東京大学出版会,2900円
統計概論,I.ガットマン・S.S.ウィルクス共著,石井・堀共訳,培風館,2100円