3年次配当
選択 2単位
講義の目的,内容
社会的な現象である観光流動も,個人個人の観光客の集合であるため,個人の観光行動がどのような要因で影響・規定され,どのようなシステム・メカニズムであるか理解することは重要と考えられる.本授業では,個人観光客の行動に焦点をあて,1)観光地・資源の認知,2)複数の観光地から特定の観光地・周遊ルートを選択,3)実際に観光行動を行ったのち評価を行う,という各3段階について講義を行う.いずれの授業もマーケティング分野の理論を基本として,極力定量的な観光行動の理解を行うことを目的とするため,ミクロ経済学,マーケティング分野への興味ならびに素養を有することを希望する.
学期スケジュール
上述した3段階についてそれぞれ4週程度にわたり説明を行い,授業を進める予定である.
指導方法
適宜資料を配付しながら,講義を進める.
成績評価の方法
出席,期末試験を総合的に評価する予定
教科書
マーケティング・サイエンス,片平秀貴著,東京大学出版会,\3300
参考書
マーケティング戦略ハンドブック,松下芳生編,PHP研究所,\1200