卒業論文

卒論は義務か…?です

東洋大学経営学部では、卒業論文の提出・合格が卒業要件に含まれていません。つまり、卒業論文を書かなくても卒業できるのです。

しかし実社会で求められるのは、広い視野、鋭い洞察、豊かな着想にもとづいて、状況、現象を正確に記述、説明する能力です。すなわち論理的思考、科学的思考に他なりません。また、四年制大学を卒業するみなさんは「学士」の学位を取得します。学士は、学士にふさわしい見識と能力を備えていなければなりません。

そのためには、科学的に妥当と認められる方法で研究を行い、その成果を論文として著す必要があります。したがって当ゼミに所属する学生は、必ず「卒業論文」の履修登録を行い、学士学位に値するだけの形式と内容の論文を執筆します。

なお、卒業論文の体裁などは『履修要覧』に記載されている事項に従うものとします。

スケジュール

卒業論文の研究テーマは、3年生進学時に決めていただきたいと思いますが、必ずしもこのかぎりではありません。採用する研究方法によって、執筆に必要な期間は異なります。

卒業論文を執筆する場合の、おおよそのスケジュールは下記のような感じになると思います。

  • 3年生進学時
  • テーマの選定
  • 3年次前期
  • 選択したテーマについての既存研究のサーベイ
  • 3年次ゼミ合宿
  • 問題意識、調査枠組み、サーベイ結果の報告
  • 3年次後期
  • 調査の企画・実施、データ収集
  • 4年次前期
  • 調査結果の分析、データ分析
  • 4年次ゼミ合宿
  • 中間報告
  • 4年次後期
  • 最終報告(実質的な審査)

テーマ例

「協調行動のシミュレーション」「最後通告ゲームと意思決定原理」「メイド喫茶の最適戦略」「権威現象、見通しと組織的意思決定」「大規模PB受託製造専門企業誕生の可能性」「節句行事の価値が失われても雛人形の価値が失われない要因」など

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