わが国は、都市を成長させる時代は終わり、都市をより成熟させていく時代に突入しました。
子供が巣立った家にリフォームが必要なように、これからは、都市にもリフォームが必要なのです。
今後、都市をより質の高いものへとリフォームしていくためには、建築を、個別敷地単位ではなく、周辺の住環境や地域全体の都市とのつながりや関わりの中で考える視点と実践が必要不可欠です。個々の建築と都市とのつながり方・関わり方、それを決めていくプロセスといったものをデザインするのが、都市計画・まちづくりと言えるでしょう。
野澤研究室での活動を通して、誰もが心安らかに、心豊かに暮らせる街の実現をめざして、新たな都市計画・まちづくりのあり方を学生の皆さんと一緒に模索・提案していければと思っています。
建築学科教授 野澤 千絵
■最新情報
2019年3月 新書「老いた家 衰えぬ街ー住まいを終活する」(講談社現代新書)が不動産協会賞を受賞!
2018年12月 新書第2弾 「老いた家 衰えぬ街ー住まいを終活する」を講談社現代新書より刊行しました!
2017年1月 拙著、「老いる家 崩れる街ー住宅過剰社会の末路」(講談社現代新書)が新書大賞2017入賞
2016年11月、「老いる家 崩れる街ー住宅過剰社会の末路」を講談社現代新書より刊行しました!
2014年5月、「白熱講義 これからの日本に都市計画は必要ですか」(共著)を学芸出版社より刊行しました!