Unix OSコンピュータ
Gnu/Linux (Unix)
もともとUnix OSがあった。それに似せて、Linux OSができた。Linuxは、マルチCPU、マルチユーザ、マルチタスク(マルチプロセス)、マルチスレッドを開発目標としている。CUIが基本。適切に構成すれば、壊れにくく、セキュリティーを細かく設定できる。開発者向け。複数のプログラムが同時に常に動いているサーバに使用されることが多い。
オープンソース運動のGnuの流れの中で、できあがったもの。著作権はGPLなのでソースコード付きで配付は無料、修正も可能。参考:GPL http://www.gnu.org/copyleft/gpl.html
多くの個人が使っているPC/AT互換機パソコンにLinuxをインストールし、Windows OSではなく、Linux OS を動かすこともできる。また、Mac OS Xは、BSD系Unixをもとにできたので、unixだと思ってよい。したがって、Mac OS上でフリーのunixソフトウエアを動かすことができる。ただし、Macという使いやすいGUIがついたので、unixを知らなくても初心者が利用することは可能となった。
参考書:『Linux入門』といった書籍。
Telnetまたはrsh
自分でサイトを管理している場合は、コンソールからログインする。
他人のサイトでアカウントをもらったら、遠隔地からLinux OSに触れることができるかも知れない。自分のパソコンから、Telnetやrshソフトを使って、そのサイトにアクセスし、ログインする。
Telnetを許可しないサイトは多い。
ユーザーインターフェース
ログインすると、プロンプト(たとえば、[ asahi$ ])だけが画面に表示される。そこに、命令(コマンド)をキーボードから入力することで、反応が返ってくる。たとえば、パソコンではフォルダーアイコンをダブルクリックすると、フォルダーが開いて中身が見える。しかし、Linuxでは、フォルダーのことをディレクトリーというし、lsというコマンドでディレクトリーの中身(ファイル名のリストアップ)を見ることになる。このようにコマンドラインでコンピュータを操作するやり方を、CUI (Character User Interface) という。最近は、GUIもでてきた。
もちろん、ディレクトリーは階層構造になっている。たとえば、/asahi/zemi/seiseki/genbo.txtなどと記述される。
基本的な命令
セッションの終了:exit
今のディレクトリの絶対位置:pwd
ディレクトリのファイル名リストアップ:ls -al
ディレクトリの作成、削除:mkdir、rmdir
ファイルの内容表示:cat
ファイルの複製、削除、移動:cp、rm、cp
プロセス状況表示:ps
パーミッション設定:chmod
FTPソフトでも、このようなことができる(ps, pwdを除く)。漢字コードはEUC。
書籍:「入門UNIX」「実用UNIX」「応用UNIX」アスキー出版