Java2には、3種類ある(SE, EE, ME)
1。実行環境(Platform あるいは JRE)
Javaを動かすための実行環境を最初はJRE(Java Runtime Environment)と呼んでいた。そのころは、以下のように3種類に分かれていなかった。Java2になってから、Platformと呼ぶことにし、3つに分かれた。
Java2 Platform Standard Editionは、クライアントパソコン上で、AppletやJavaアプリケーションが動くための環境を提供する。JVM(Java Virtual Machine)や基本API、SecurityやSwingなどの拡張API、Java Plug-inなどが含まれる。
Java2 Platform Enterprise Editionは、企業向けのもので、Java2 SEに付加して、サーバコンピュータ上で、JSP(Java Server Page)やEJB(Enterprise Java Beans)を動かすための環境を提供する。
Java2 Platform Micro Editionは、サイズの小さい機器でJavaを動かすもの。キロバイト単位のVMを構成することができる。
2。開発環境(JDK)
既存のJavaプログラムを動かすには、以上の環境(Platform/JRE)があればよいが、自分でプログラミングするには、開発環境JDK(Java Development Kit)が必要である。コンパイラ(Javac)やアプレットランナー(Applet Runner)が含まれる。
3。ダウンロード
WindowsやUnixに対しては、実行環境JREと開発環境JDKの2つをまとめたSDK(Software Development Kit)が、無償配付されている。以下のページから、最新版を選択し、日本語ページに飛ぶこと。2002.1時点での最新版はJava2 SDK, Standard Edition v.1.3である。
SDK --- http://java.sun.com/products/
Macintoshでは、実行環境をMRJ、開発環境をMRJ-SDKと呼んで区別し、別個に無償配付している。
MRJ --- http://www.apple.co.jp/java/
JDK --- http://developer.apple.com/java/download.html
Mac OS X以降では、付属CD(Dev Tools)にjava2実行環境と統合開発環境がついてくる。しかし、統合開発環境interfaceBuilderとProject Builderは、リアルタイム文法チェックがないなど、やや機能不足かもしれない(2001年8月)。
4.JavaSDKインストール失敗回復策
Java環境をインストールしても,うまく動かないことがある.これまでの経験では,システム環境変数CLASSPATHに変な値が設定されていることが原因のようです.これを削除すれば,Javaがうまく動くようです.
1) CLASSPATH変数の削除方法
削除した後,また復活させたいこともあるだろうから,かならず元の値をメモしておくこと.
Win XPの場合:コントロールパネルのシステム設定
Win Meの場合:sysedit.exeを起動する.または,アクセサリーのシステム情報
2)再起動すること
3)その他
コントロールパネルのインターネット設定の詳細で,
Javaコンソールを使用しない
Javaログをとらない
ように,設定しているかどうかを確認して下さい.