モバイル情報環境
ノートパソコンの持ち運び
バッテリー持続時間がもっとも重要だ。
最近、鉄道の駅構内や付近の商店(喫茶店、ファーストフード店)の店内や街角で、無線LANが使用できるようになってきた。店内で無線LANカードを借りて、自分のノートパソコンに装着し、インターネットに接続することが可能である。このような場所をホットスポットという。
ある秋葉原の喫茶店ではADSLに加入し、アクセスポイント装置(無線LANベースステーション)を設置した。設置費用はわずかであり、それだけで店内はホットスポットとなる。10台ほどのノートパソコンが無線でインターネットに接続できる。
無線LAN規格は、802.11bと802.11gなどの種類がある。
東洋大学の校内では、いまだに有線(情報コンセントにケーブル接続、2001年現在)であるが、やがて無線LANに移行するであろう。
PDA(携帯情報端末:Personal Digital Assistant)
商品例
シャープ社Zaulus、Palm社Palm、HandSpring社Visor、Sony社CLIE、また、手のひらサイズパソコン(ハンドヘルドPC)としてWindows CE搭載機ががある。
参考:Sony http://www.sony.co.jp/CLIE/
PIM (Personal Information Management) ソフトウエア
メモ帳、スケジュール、名刺、家族の写真集、住所録。
システム手帳の発展形態といえる。
パソコンとの接続は、Cradleや赤外線。
自分のパソコンにも同種/互換のPIMソフトウエアを入れておくと、スケジュールにも同期がとれる。
PDAのOS
Palm OS (Palm、Visor、CLIE)、EPOC (英Psion社のRevo)、しかしZaulusは独自のOS。Microsoft社のWindows CE。
Palm OSは、オープンソースで、自作プログラム可能。
増設機器
さまざまな機器の増設が可能だ。MP3録音再生、デジカメなど。
軽いブラウザ
携帯電話とつないでネット接続できる。
Webページを見るためのブラウザは、Palmscape、Opera (Palm & Epoc)がある。
携帯電話
マナーとして電源を切る場合
心臓ペースメーカ関連(病院内、交通機関内、背中合わせ座席の飲食店)。
講演会、音楽会、授業中は切っておく。
インターネット接続
参考:携帯電話サービスの構造
携帯電話ブラウザの方式は、ゲートウエイ機能を利用している。NTTドコモのI-Modeは、TDMA (PDC)方式のワイヤレス転送方式だ。Webページは、コンパクトHTMLで記述する。簡単なWebページなら読める。
AU (DDIセルラー/IDO) のEzWebは、WAPという特定のCDMAワイヤレス転送方式だ。家庭内LANと同じく、2.4GHz帯を使用している。Webページは、WML (HDML) で記述する。現在(2000.9.4)は、欧米でWAP方式の電話会社が多いが、不満もでてる。参考:HotWired検索「WAPとiモード、どちらが便利?/2000.9.1」。
参考:cdmaOneとWAP http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/1999/0430/cdmaone.htm
PHSは、PIAFS方式。
モバイルコマース
株価情報やオークションアラート
次世代携帯電話 IMT2000
日本で購入した携帯電話をもって欧州に行き、通話ができるか?日本の音声通話はPDC方式だが、欧州の音声通話は900MHzのGSM方式なので、互換性がない。ローミングサービスというものがあるが、両方式対応でSIM(subscriber identity module)つきの機械でしか、通話できない状態がかつてあった。
西暦1999年に、第2世代として、米国と日本でCDMA方式のインターネット接続サービスが始まり、ちょっとだけなじみがでてきた。
現在(2001年)は、Javaアプリケーション対応のサービスが始まり、第2.5世代になる。欧州ではGPRS方式がでてきている。
そのあと、第3世代(IMT2000)では、1)ICカードなどで個人認証が可能→他人の携帯で話して、自分が料金支払いできる。2)動画配信に対応→TV電話が可能。3)Bluetooth対応→ヘッドホンやパソコンと無線接続可能。などと宣伝されている。ドコモPDCと欧州GSM(GPRS)はW-CDMAに統一され、cdmaはcdma2000方式?になる。ダークホースは、中国の大唐電信(+Simens社)が開発したTD-SCDMA方式である。IMT2000とはいうけれど、実際のサービスは2002年度から徐々に本格化するきざしだが。