MacとWinのファイル共有  
>質問です
>
>一つのネットワークに Mac と Win が繋がっているときに、
>これらの間でのファイル転送は可能なのでしょうか?
>可能だとすると、どのようにすれば良いのでしょうか?
>ご存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さい。
>
>なお、両機とも固定 IP アドレスがふってあります。
>また、できれば、Mac の方をクライアントにして、
>こちらから操作したいのですが。
 
旭からの返事です
 
1. 時間がないとき
 
データサイズが小さいなら、
フロッピィーディスクに保存してから移動させる。
自分から自分に向かって、電子メールを送信する。
そのとき、添付ファイルとして、そのデータファイルを送ればいい。
データサイズが大きいなら、
自分のWWWサーバ(あるいは、無料WWWサーバ)に、
ファイルをアップロードし、
それを、別のマシンからダウンロードすればいい。
 ただし、たぶん、ファイル名はローマ字にすること。
ファイル数がたくさんあるときは、LHAやZip形式で
圧縮してひとつにまとめてから、同様のことをする。
 
2. サーバにアップロードしたくないとき(TCPレベルのネット)
 
 各マシンで、WWW(またはFTP)サーバを立ち上げればよい。
Mac OS 8 以上では、
コントロールパネルからWeb共有を選択し、Web共有を開始すると、
システムフォルダーのWebページフォルダーの中身が公開される。
したがって、
Windowsのブラウザから
URLを数字で(または記号で)入力して、ファイルが入手できる。
たとえば、http://10.0.1.3/となる。
 
一方、Windowsでは、
自分をWWWサーバにする機能があるかどうか知らない。
(あったら、教えて欲しい)
たとえばwww.vector.co.jpから、
WFTPというFTPサーバソフトを入手して立ち上げると、
Windowsマシンが、FTPサーバになる。
したがって、
Macintoshのブラウザ、あるいはFetchなどから、
いつものようにファイルを入手できる。
WFTPDやFetchはシェアウエアかもしれません。
 
2。時間とお金があり、継続的にWindowsネットワークに統一したいとき
 
 Windows-Macintoshファイル共有ソフトを購入し、
 インストールする。すると、MacがWinのプロトコル(NetBEUI)を話すことができるようになります。
1)お互いのディスクを、お互いのデスクトップにマウントできる。
クリックひとつで、お互いの中身が見えて、
ドラッグ&ドロップで、ファイルがコピーできる。
2)そのようなソフトが、最近発売されている。
Macなんだけど、Winであるかのようにネットにアクセスすることになります。
Macintosh側にインストールするものと、
両方にインストールするものがある。
参考:
http://www.mvi.co.jp/product/product_detail.cfm?puid=165
http://www.yano-el.co.jp/products/win_mounter3/
無料試用版あり
 これらの使用経験はありません。
気になってるので、存在することを知っている、という程度です。
だから、これがいいとも悪いとも分かりません。
 しかし、想像するに
学内Windowsネットワークに、
Macintoshが(仮想的なWindowsとして)ぶら下がる
ような、形になると思います。
したがって、
大学外部というよりも、学内からの侵入は考えられます。
あるいは虚弱な学内PCを踏み台にして、
大学外部から侵入されることも考えられます。
3)さらにUnixパソコンを、Windowsのように見せることもできます。
SAMBAというフリーウエアをUnixにインストールすると、
Windowsパソコンから、「Myネットワーク」を通じてログオンできます。
 
3。時間とお金があり、継続的にMacintoshネットワークに統一したいとき
 
 WindowsパソコンをAppleShareサーバ/クライアントにする
 ソフトを購入して、インストールする。すると、
1)研究室/家庭内LANが、AppleTalkでつながった状態になる。
2)セレクタで、AppleShareをクリックすると、リストがでて
各ディスク(ボリューム)が、マウントできる。
3)Windowsパソコンからも、Macintoshのなかが見える。
参考:
PC MacLAN http://www.dit.co.jp/maclan/
MacServerIP http://www.copstalk.co.jp/files/MacServerIP/MacServerIP.html
4)Unixパソコンを、Macのファイルサーバ(AppleShare)にすることもできます。 ただし、ソフト名称は忘れました。
 これは、想像するに、
EtherTalk(AppleTalk over IP)で統一された、
部分としての研究室内LANが、大学LANにぶら下がってる
イメージか。
 日頃、Macintoshを使っている人には最適かも。
ただし、2000年春頃に文字化けがあるとかいってた、
すでに修復されているかも知れないが。
 
4.セキュリティーについて
 
研究室内LANなら、インターネットにつなぎっぱなしだから、
どちらの方法(1。2。と3。)でも、深く考えれば、結局は
外部から侵入される可能性は残ると思います。
なぜなら、外に開かれた場所で、
オープンなサーバを立ち上げているからです。
 
 したがって、サーバを常時起動しておくなら、
ユーザをひとりに限る(当然パスワードつける)とか、
公開するフォルダーを制限する、
アドレス制限をかける、
セキュリティーを厳重にする必要があるのではないでしょうか。
また、常時起動しないで、
使うときだけサーバを起動するというのも、一案ではないでしょうか。
 
利便性をとるか、安全性をとるかの選択になるでしょう。
 とにかく
サーバを持つことは非常に面倒ですね。
 
もちろん、ここまで慎重にする必要があるのかという疑問もあります。
ある程度のセキュリティーを確保しておけばいいんだ、
たとえば、
ユーザ制限とパスワードをかけるという基本的なことをしておいて、
「あとは、しかたがない」というのも
ひとつのポリシーではあると思います。