「社内業務」情報システム
イントラネット
専用回線:NTTから電話線を借用して、ある地点から別の地点までを占有使用すること。
バーチャルプライベートネットワーク(VPN):高価な専用回線を使用したくないとき、インターネットとは独立した、別の商用ネットを使用する。そこでは、複数のユーザー会社が利用するが、トンネリング技術によって、あたかも専用回線のように、安定で、安全な回線を確保できる。
Intranet:TCP/IPで社内LANを構築すること。対語はエクストラネット。
Firewall:外部のネットからセキュリティーを確保するために設置する障壁システム。マシンアクセス制御や通過データ許可制御を行なう。
情報資産のアウトソーシング
基盤はできるだけアウトソースしたい。専用サーバを管理するのは、業務上もセキュリティー上もたいへんだ。
リモート管理は、サーバは自分のところにあるが、遠隔操作で管理してもらうこと。
ホスティングは、サーバを管理会社に置かせてもらって、管理もしてもらう。
データハウスによるホスティングサービスもある。
業務のアウトソーシング
ASP (Application Service Provider):社内のさまざまな業務を、ネットを通じてアウトソースすることができる。
グループ支援→「グループ情報処理」
総合アウトソーシング
参考:日本アイデックス http://www.jix.co.jp/
中小企業経営支援ASP:j-motto http://www.j-motto.co.jp/
中小企業向けASP:マイクロソフト http://http://www.microsoft.com/japan/smallbiz/default.asp
事例:居酒屋「北の家族」 http://www.microsoft.com/japan/smallbiz/success/nt/u_04.asp
大企業向けASP:日立ネットビジネス http://www.hi-nb.com/
CSP (Component Service Provider) は、対外的なWebサイトにちょっとした部分を追加する。たとえば、社内Web検索システムを社外にアウトソースする場合では、自社の公開しているWebページを、確実に検索できる。大企業の社員は意外と自社他部門のことを知らなかったりするので、内部的にも意外と重宝する。
検索サービス会社は、検索エンジンの中核部分を他社のプログラムを活用していたりする。Yahoo!というポータルは、もともと検索サービスから出発したが、現在はGoogleの検索システムをコンポーネントとして利用している。
個人業務情報処理
ワープロ、表計算、図形作成
データ転送(メールで、サーバ経由で)
会計ソフト、データベース
グループ情報処理
グループウエア(intranets.com、TrueOffice)
機能:ToDoリスト、予定表(出張)、社内行き先(伝言)、フォーラム(BBS)、施設管理(会議室予約)。
CGIによるグループウエア:窓の杜検索「TrueOffice」
例示:旭製缶 http://tango.mng.toyo.ac.jp/asahi/to/
参考:サイボウズ http://www.cybozu.co.jp/
メーリングリスト:グループが同一Unixマシンを利用しているなら、グループ設定やエイリアス(Alias)設定で、同報通信できる。そうでない場合は、社内メーリングリストサーバに登録する。あるいは、ASPを利用する。
参考:Intranets http://www.intranets.co.jp/
ビデオ会議(NetMeeting)
CU-SeeMe (for Win & Mac) は、無料配付のビデオ会議システム。1対1ならそのままでできるが、複数が会議するには、Reflexiveサーバが必要だ。
参考 http://www.cuseemeworld.com/
NetMeetingは、最新のWindows OSについてくる。これは、共通の黒板をもっていて、同じ黒板に絵を書きながら、話をすることができる。参考:東洋大学ノートパソコン教室。
インスタントメッセージ(ICQ)
文字によるチャット。しかし実は、1対1でデータ転送ができるので、これからのソフト開発グループには重宝するかもしれない(Oracle社長談)。
部門別情報システム
営業部門
営業管理ASP:富士エフピー http://www.ffp.co.jp/
システム管理部門
資産管理(バージョン管理、バージョンアップ):何百台とある社内のパソコンを一斉にバージョンアップするのはたいへんだ。すべての資産を管理するシステムがある。Windows NTは、NetBoot対応にできるはず。
セキュリティー管理 (ポリシー設定、Firewall、監視システム):社内の情報資源にアクセスできる人を制限する。だれが、何にアクセスできるのか、ポリシーをきめる。社外からは、Firewallで武装して身を守る。社外からは、非武装地帯(De-militarized Zone)にあるWebサーバにアクセスしてもらう。Gatewayを通過するデータを監視することができる。
データ保管: 基幹業務の数値データや文書の保存・保護・管理のためにSAN (storage area network)が組まれる。気密性、堅牢性を維持してゆかねばならない。ベンダーからはNAS(network attached storage)という名称で販売されているかもしれない。Sun社のT3は、32のキャビネットに72枚のHDDを詰め込んで、168TByteのデータを保管できる。これだけあれば、各時間ごとの全データのスナップショットやミラーリングが可能だ。
総務部門/人事部門
社員の居住地に近くなるように、分散オフィスを作る。
オフィス事務所探し:OJネット http://www.oj-net.co.jp/
テレワーク実験:コクヨhttp://www.kokuyo.co.jp/telew_s/telew_s.html
ディレクトリーサービス(一発認証、アクセス権変更):社員の人事異動にともなって、情報資源へのアクセス権が変わる。さまざまな場所にある、さまざまなファイルのアクセス権を、同時に100名以上に対して変更するのはたいへんだ。集中して管理するシステムが必要だ。社員にしても、複数のサーバにパスワードを入力するのはたいへんだ。一括して複数のサーバに認証してもらいたい。そんなシステムが欲しい。
認証には、英数字によるパスワードではなく、身分証明カード(ICカード)、バイオメトリクス(顔や指紋、声紋)がある。
参考:e総務 http://www.e-somu.com/
法務部門
ソフトウエアライセンス
第3者預託制度(ソフトウエアエスクロウ)
ソフト提供者(ライセンサー)は,ソフト取引の際にソースコードをエスクロウ・エージェントに預託しておく。万が一ライセンサーが災害などに見舞われ,顧客(ライセンシー)へのサポートが不可能となった場合,所定の開示条件の下で預託しておいたソースコードを開示するというもの。これによりライセンシーは,今まで培ってきたソフト資産を引き続き保守,活用できる。
訪問販売法
消費者保護法(PL法)
ビジネスモデル特許
デジタル著作権管理:DRM
契約の公証:確かに契約したことを証明する。
公証人(団体) http://www.koshonin.gr.jp/
電子公証(制度) http://www.moj.go.jp/MINJI/MINJI24/minji24.html
文書へのデジタル署名:
企画部門
マクドナルドの出店計画支援システム(GIIS):その地域に、同業他社がどのくらいいるのか、人口はどのくらいか、居住者の構成や特性、人の流れはどうかを、地図上に表示する。
福利厚生部門
B to E従業員支援サービス:年金計算、退職金計算、パソコンの購入、厚生施設の予約、ベビーシッター予約、介護相談などのサービスを、アウトソースすることもできる。
参考:eWell http://www.ewell.co.jp/
広報宣伝部門
バナー広告は、ホームページの一角に小さな画像で広告するもの、クリックすると詳細情報のページが表示される。
博報堂系列:DAC ? http://www.dac.com/
電通系列:Boltage ? http://www.boltage.com/
ストリーム広告は、ストリームデータのなかに広告を埋め込むもの。Webでビデオ映画(On-demand Movie)を見ているときに、途中でコマーシャルが入る。参考: http://www.jm-s.co.jp/
効果測定
マーケティング部門
CRM (customer relationship management)
データマイニング(Data Mining):自社内にある大量の顧客データや売り上げデータから、売れ筋商品をみつけたり、なんらかの法則や論理を発見することだ。統計ソフトを活用するのはもちろん、直感的なひらめきも大切。たとえば、コンビニで午後2時以降にくるお客さんは、子供連れが多い。トイレットペーパーを買う人は、ついでにティッシュペーパーを買う。
参考:Impress検索「データマイニング」
経理部門
出張旅費の申請・計算、宿泊予約、備品購入・精算などを支援するシステム。ホテルチェーンとの提携、文房具Webとの提携などで実現する。
参考:アスクル http://club.askul.co.jp/
製造業の購買部門
ものづくりポータル
工場検索エンジン:EMIDAS http://www.ng-net.or.jp/
製造業「基幹業務」情報処理
MISとSIS
トランザクション処理システム
ERP (Enterprise Resource Planning) 参考:SAP
データベース(オブジェクト指向関係データベース:Oracle)
製造業の情報システム(例:フォークリフト会社)
MRP 1 (Material Requirement Planning)
MRP 2 (Manufacturing Resource Planning)
コンビニの情報システム(例:7eleven)
企業情報システム構築法→参照:「プログラミング」