50期生歓迎食事会報告(小松原2002年2月発行分原稿)

26期 松元明弘

2002年1月


 東京ラ・サール同窓会では,新卒の方をお呼びして食事会を開催し, 同級生と久しぶりに会い語らう場,そして先輩と話す機会を設けています. 2000年の夏頃でしたか,東京ラ・サール同窓会会長の深江さんから, 来年は26期が当番なのでよろしくと言われ, それまで築き上げてきた伝統を絶やしてはならぬと引き受けました. 今回は確か12回目のはずです(違っていたらごめんなさい). 今回の新卒の方は50期生です. 2回り下の後輩の面倒を見るというのがその方針です. 以下に簡単にその経緯を報告します.

 母校の事務室のご協力を得て, 卒業予践式の前にパンフレットを配っていただきました. この作成にあたっては,電子メールを十分活用できたことは,ラッキーでした. 案内文面を作成した後,母校事務室でYahoo Mapをつけていただけたので, わかりやすい案内ができました. その後はまず26期の同級生に寄付を募り,また幹事団の依頼をしました. 普段音信のない同期から突然依頼が来ても普通は断るものでしょうし, さらに会ったこともない後輩にお金を出すというのは抵抗があるものです. しかしながらこれには私が管理人をしている26期のメーリングリストが大活躍しました. MLのメンバー以外には声をかけませんでした. MLには約120名の登録メンバーがおり, 忘年会の案内を含むいろいろな話題で活発に通信しあっていて, 在学時よりもかえって結束が強く感じれるほどですから, 幹事団の結成はスムーズで,寄付集めも期待額になんとか届きました. とは言ってもわずか30万円弱の緊縮財政です. 結果としてなんとか黒字ですんだことはほっとしています.

 4月には東京地区に住んでいる卒業生の名簿を頂き, その親御さん宛に案内葉書を送付しました. 出席予定者の数を事前に知るために, 返事を葉書でなくFAXまたは電子メールでもらうようにした所, 大学のアカウントもしくは携帯電話から多くの返事をもらいました. 使い慣れない様子が伺えますが, このような情報リテラシーが浸透している時代を感じます. それはともかくとして,結果として, 89名に案内を送付し,44名から出席の返事をもらい,67名の出席者がありました. 迎える側の26期は幹事団を含め8名でした.

 今回の会場は,日比谷にある日比谷三井ビル8階ホールです. 会場費を抑えつつ,東京らしい場所にしようということで選びました. 幹事団の一人の西川君から, このビルの管理会社に勤める後輩(すみません,名前を失念しました)経由で 予約してもらいました.繁華街にありながら落ち着いた雰囲気の会場です. 日時は6月2日(土)14時からで,50期生が東京の生活になれた頃を選んだつもりです. 50期生も久しぶりに同期に会う機会ができてよかったのではないでしょうか.

 当日は,深江会長を始めとする7期の大先輩(深江さん,堀添さん,野田さん) が駆けつけてくださり,あいさつを頂きました. その後は歓談,つまり飲み食いですが,若者の食欲は予想以上です. 食べ物はあっという間になくなりました. 予算の制約で特別のアトラクションは一切なし,つまみ類は質より量, 一応酒類も控えめにし,ソフトドリンクをたくさん用意しました. 長崎で同期で蔵元をやっている山崎君からの寄贈の日本酒,焼酎もあり, 助かりました.

 飲み食いをさせるだけでは実は我々の任務は終わりません. 50期生の団結を強め,先輩との結びつきを強くすること, すなわち東京ラ・サール同窓会のメンバーとしての自覚を高めていただくのが 本来の目的です.そのために,50期の正幹事と副幹事を決めてもらいました. 実は事前に電子メールで数名に打診し,当日確認を取って承諾を得たのです.

 締めは恒例のラ・サール賛歌です. 肩を組んでこれを歌うことが,やはり団結の証です. 一緒に肩を組んで歌って,50期生も多少は先輩との連帯を感じてくれたことでしょう. 彼らがもし感謝の気持ちがあれば, 24年後には今度はホスト側になってこの伝統を引き継いでくれることを期待します.

 最後になりましたが,寄付をしてくれた同期,幹事を快く引き受けてくれた仲間, 東京ラ・サール同窓会,鹿児島の同窓会事務局など, いろいろな協力を得てこの会を実施できました.皆様に心より感謝申し上げます. なお,この歓迎食事会の様子は,ホームページにまとめてあり, 写真もいくつかUPしていますので,よろしければご覧下さい.

http://robot.eng.toyo.ac.jp/~matsumoto/personal/lasalle/welcome50/index.html


Edited by Akihiro MATSUMOTO