主催:山車ロボットコンテスト実行委員会(東洋大学理工学部機械工学科
後援:日本機械学会関東支部埼玉ブロック
2019


2019年11月24日ウエスタ川越にて14回目となる「山車ロボットコンテスト」を開催しました.高校生39名が参加し,高校生達が作った合計13台のロボットが競技に挑み,技術と芸術性を競いました.今年も昨年に引き続き,「かわごえ産業フェスタ」の会場で開催いたしました.小さなお子さんの熱い視線や市民の方々の暖かい声援をうけて,高校生たちは時間をかけて準備したロボットで競技に挑みました.ロボットが得点エリアでピタリと止まって演技を始めると会場から自然と大きな拍手が沸き上がりました.また,なかなか動かないロボットがようやく動いた瞬間も,ほっとしたような暖かい拍手が沸き起こりました.予定通りに走行して着実に得点を増やしていくロボットがいる一方,本番では上手く動かないロボットもいて,参加者だけでなく観客の皆さんもロボットの動きに一喜一憂しました.


競技会の様子




今年は13台のロボットが参加しました.レトロな風合いを出すために工夫した行灯を載せたロボットがいる一方,銀色メタリックな高層ビルを載せたロボットがいたり,のどかな森で踊るウサギ達の横で,赤いLEDを点灯させる戦車が回っていたりと,様々な世界観のロボットが登場しました.今年のラグビーワールドカップ,来年の東京オリンピックを題材にしたパフォーマンスを行うロボットも会場を沸かせました.LEDが点滅するロボットやスライダークランク機構を用いた独特な動きも目を引きました.また,今年はタイヤではなく,多脚での移動にチャレンジしたチームも登場しました.多くのチームが事前練習中に熱心に相談しながら調整を行う姿が印象的でした.練習を重ねた分,本番でのパフォーマンス・移動動作の良いロボットが多かったと思います.

コンテストを見学し,参加者達へ声援をおくってくれた見学者の方々,ありがとうございました.
 

◆山車揃いと記念撮影


参加者とロボットの記念撮影


◆結果

技術点,芸術点が最も高かったロボットがそれぞれ表彰されました.

 最優秀技術賞...新座総合高等学校 三年女子チーム 「forest sound」
 最優秀芸術賞...松山高等学校 ビートルズ 「Pアイコ」

また,印象的な外見とパフォーマンスをしたロボットが審査員特別賞に選ばれました.

審査員特別賞(JAPAN ROBOTECH社賞)......川越東高等学校 二年生チーム 「行灯号」
審査員特別賞(やきとりひびき賞).......松山高等学校 バジェットクラブ 「battleless tank号」
審査員特別賞(東洋大学機械工学科同窓会賞)..狭山工業高等学校 チーム狭工03 「TRY号」


◆スタッフ&審査員

審査員....長谷川 淳 様 (JAPAN ROBOTECH社
         竹花 大志 様 (株式会社ひびき 技術室)
         田口 正和 様 (東洋大学機械工学科同窓会会長)
 

実行委員...東洋大学理工学部機械工学科 松元 明弘,山川 聡子,山田 和明,横田 祥

協力(アルバイト)......東洋大学 機械工学科学生

										
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