主催:山車ロボットコンテスト実行委員会(東洋大学理工学部機械工学科
共催:日本機械学会関東支部埼玉ブロック
2013


2013年10月20日川越まつりの開催期間に合わせて,8回目となる「山車ロボットコンテスト」を開催しました.今年はあいにくの雨降りで川越まつりの山車があまり出ておらず,まつりの観客も少なかったようです.しかし,本コンテストは川越市産業観光館ギャラリーで予定通り開催され,高校生54名が参加して熱気があふれていました.高校生が作った合計22台のロボットが競技,団体演技に挑み,技術と芸術性を競いました.LEDや電光掲示板,太鼓や鉄琴,電子オルゴールなどを使った見ていて楽しいパフォーマンスが数多く披露されました.そんな可愛い外観のロボットの中には,スライダ・クランク機構や電子基板,多くのセンサなどが組み込まれています.自分たちが製作したその仕組みを一生懸命に説明する高校生の姿から,その製作熱意が伝わってきました.


競技会の様子




(写真をクリックすると少し大きな写真が表示されます)

今年は,練習時の力を発揮できずに不調なロボットが多かったような気がします.前日からとても熱心に調整していた高校生達を見ていたので惜しいなと思いました.本番でうまくいかなかった悔しさは,今後にいかして欲しいと思います.芸術性については,8年目になっても驚くような新しい仕掛けが登場します.特に動き出してしばらくしたところで煙を出したロボットは壊れたかと思いました.タイマー機能を使ってドライアイスを湯の中に落として煙を出す仕掛けだったそうです.

悪天候にも関わらずコンテストを見学し,参加者達へ声援をおくってくれた見学者の方々,ありがとうございました.
 

◆山車揃いと記念撮影


参加ロボット達の「山車揃い」                       参加者,審査員,実行委員で記念撮影


◆結果

技術点,芸術点が最も高かったロボットがそれぞれ表彰されました.

 最優秀技術賞...川越工業高校2年 野口・屋宣 組 「ゆびーとクン 号」
 最優秀芸術賞...浦和工業高校3年 平沢・四條・星野 組 「ALWAYS三丁目の源太郎 号」

また,印象的な外見とパフォーマンスをしたロボットが審査員特別賞に選ばれました.

 審査員特別賞(機械工学科同窓会賞)..川越西高校3年 石井将貴 君 「山車(やまぐるま)一号」
 審査員特別賞(ロボコンマガジン賞)...大宮工業高校3年 高島・小寺・門井 組 「JA1YFU 号」
 審査員特別賞(やきとりひびき賞)....浦和工業高校1年 戸塚・守屋・佐川・上地・和田 組 「masaki 号」

団体演技では審査員の評価が高かったチームが団体賞を受賞しました.

 団体賞...狭山工業高校 「おぎのトゆかいナなかまたち」 



◆スタッフ&審査員

審査員....石曽根 孝之 様 (東洋大学 名誉教授)
         田口 正和 様 (東洋大学機械工学科同窓会会長)
         長場景子 様 (ロボコンマガジン 副編集長)
         小島淳一 様,竹花大志様 (ひびき 経営企画室室長,技術室主任)

実行委員...東洋大学理工学部機械工学科 松元明弘,山川聡子,山田和明

協力(アルバイト)......東洋大学 ロボット工学研究室,ロボット制御研究室

														

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