The Orient: 東洋大学RoboCupチーム

RoboCup 2005 Osaka(世界大会)報告



この記録は,参加者として,自分たちに関係する試合のみの記録です.
大会全体の公式記録は, RoboCup2005Osaka公式ホームページ(日本語版),または 公式ホームページ(英語版) の「記録のページ」を参照して下さい.
中型リーグの記録は,中型リーグの記録ページを参照して下さい.

最終更新日 2005-07-22 13:20 


我々のチーム The Orient の概要

チーム概要は,こちらを参照してほしい.

遠征日程:
7月10日(日) 出発
7月11日(月) 準備作業
7月12日(火) テクニカルチャレンジ,準備作業
7月13日(水) 一次予選1日目
7月14日(木) 一次予選2日目
7月15日(金) 一次予選3日目,二次予選
7月16日(土) 準々決勝,準決勝
7月17日(日) テクニカルチャレンジ,3位決定戦,決勝
7月18日(祝月) 帰途

RoboCup2005中型機リーグの概要

期間: 2005年7月11日〜17日(大会),18〜19日(シンポジウム)
場所: インテックス大阪
参加チーム: 21チーム(チーム一覧は中型リーグのページへ

内訳
日本:8, イラン:3, ドイツ:2, スウェーデン,デンマーク,オランダ,カナダ,ポルトガル,中国,台湾,カナダ: 各1
(日本のチームは2005年春季競技会の時と同じく,慶応大,大阪大,金沢工大,九州工大,大同工大,福井大,近畿大・近畿印刷連合,および東洋大の8チーム)

試合方式:
今回は21チームを4リーグに分け総当たり戦(一次予選).
次に各リーグ上位3チーム,計12チームを一次予選とは別の四リーグに分け総当たり戦(二次予選).
各リーグ上位2チーム,計8チームが決勝トーナメント進出.
その後は,準々決勝,準決勝,3位決定戦,決勝.

予選はリーグ戦総当たり形式で試合を行い,勝ち点(勝ち3点,引き分け1点,負け0点)をつけ順位をつける.
順位は,勝ち点の多い方→同じなら得失差の多い方→同じなら総得点の多い方→同じなら直接対戦の勝った方,で決める.

一次予選グループ分け

グループA
(フィールドA)
グループB
(フィールドB)
グループC
(フィールドC)
グループD
(フィールドD)
EIGEN(日本,慶応大)
MINHO(ポルトガル)
Philips(オランダ)
WinKIT(日本,金沢工大)
Robofoot(カナダ)
Trackies(日本,大阪大)
Hibikino-Musashi(日本,九州工大)
JiaoLong(中国)
DIT-RC(日本,大同工大)
Cops(ドイツ)
MRL(イラン)
FU-Fighters(ドイツ)
DTU(デンマーク)
Soromons(日本,福井大)
TKU(台湾)
The Orient(日本,東洋大)
IAUT(イラン)
MU-Penguins(オーストラリア)
Scarab(日本,近畿大・近畿印刷組合)
Satrap(イラン)
-
-
-
Aros(スウェーデン)

(グループ分けは準備日7月11日の午前中にテクニカルチャレンジ(ドリブル)を行い,その評価をつけ,その評価の高い順にグループを振り分ける.ただしその際,国と地域が同じグループ内に偏らないように考慮している模様である.全般的には表の上の方のチームがテクニカルチャレンジの点数の高いほうであるが,偏りの排除の考慮があるのでさほど厳密ではない.一部のチームを除いて,テクニカルチャレンジでさほど差がつかなかったのではないかと想像している.)

二次予選グループ分け

ブロックA
(フィールドA)
ブロックB
(フィールドB)
ブロックC
(フィールドC)
ブロックD
(フィールドD)
A組1位
Eigen *
B組1位
Cops *
C組1位
Philips *
D組1位
WinKIT *
B組2位
Trackies *
C組2位
Hibikino
D組2位
Fu-Fighters *
A組2位
Robofoot
C組3位
TKU
D組3位
Orient *
A組3位
DIT-RC
B組3位
Minho *

上位2チーム(*印)が決勝トーナメント進出

決勝トーナメント結果

tournament result

優勝: Eigen (慶応大学)
2位: FU-Fighters (ベルリン自由大学)
3位: Philips (オランダ,フィリップス社)
4位: Trackies (大阪大学)


試合結果詳細

以下は,個人的感想も含んだ,自分たちの試合のみの報告です.
全体の記録は,中型リーグのページを参照して下さい.

The Orientチームの今回の出場ロボットの番号,名前,ポジションは以下の通り.10番台はこの5月と6月で急ピッチで製作した新型機.

番号
名前
ポジション
 1
アッキー
GK
10
朱雀
FW
11
玄武
DF
12
青龍
FW
14
白虎
DF

一次予選詳細

1日目

第1戦 7月13日11:15
vs FU-Fighters

前の試合の遅れの影響を受けて20分遅れでスタートしようとしたが,試合前には問題なかったネットワークが試合開始直後から無線ネットワークに接続できなくなるトラブルがあり,レフェリーボックスからのスタート/ストップ信号が,無線LANアクセスポイントを経由してロボットに伝わらない状態が続く.これでは試合を開始することができない.無線だけに見えない敵との戦いである.IEEE802..11a/b/gの規格間の強弱の関係か?ちなみに相手は11a,こちらは11b.全体の試合スケジュールへの影響があるため,18時からに延期された.ちなみに対戦相手はドイツの強豪であるが,Windowsから別のマシン(ロボット上)のWindowsをリモートデスクトップで開いており,それがロボット台数だけあるので,ネットワークに極めて多くのパケットを流している.彼らが接続をやめたら我々のチーム内の通信が問題なく動くようになった.ともあれ夕方に仕切りなおしである.時間順の記録とするために,試合結果の報告は下に書くこととする.


第2戦 7月13日14:15
vs WinKIT(金沢工業大学)
0-1
得点者 なし

我々にとっては事実上の初戦.新型ロボットはフィールド上の自分の位置をより正確に計測できるようになり,また移動速度が高速になったことから,常勝チームであるWinKITに対しても互角の展開となった.途中ネットワークトラブルで数分間があくが,状況が改善されたので再開.FWのSeiryu(青龍)が画像を取得できなくなり故障退場している間に相手に攻め込まれ,GKのAkkyがうまく守ったが,守備に戻ってきたディフェンダがゴールに押し込んでしまい自殺点で0-1.前半はこのまま終了.

後半も似たような状況が続く.相手がスピードに乗る前にうまく近づきスピードを落とす.中盤での攻防が続く.この試合では青龍以外は故障退場がないことはよい状態である.中盤からのクリアボールが2回ほど相手ゴールに入りそうになるが,惜しくも入らず,試合はそのまま終了.今までのWinKITとの対戦を考えれば,善戦であると言えようが,引き分けれたかもしれないという惜しさも残る.


仕切りなおしの第1戦 7月13日17:50-
vs FU-Fighters(ドイツ,ベルリン自由大学)
0-0
得点者 なし

今回は無線LANのトラブルなく,予定時間の18時になる前に両チーム準備OKのため予定を早めて試合開始.他のフィールドで試合をしていないことが関係しているのか通信には何の問題もない.双方ともよくボールを捉え,スピーディーに動いている.自陣ゴール前で相手の間接フリーキックになり相手の強力シュートが入るが,ノータッチだっためノーゴールで胸をなでおろす.
その後も一進一退の状況が続いて前半終了.ある観客の言葉を借りれば,試合らしい試合だとのこと.私もそれは同感.

後半も同様に一進一退の状況が続く.その中で,青龍が相変わらず電装系が落ちて故障退場する.同じハードウェアを作ったつもりでも違いが出るのが不思議である.調べた結果電装系すなわちカメラと入出力回路の電源が落ちたせいであり,どうもバッテリーのコネクタが試合中の衝突などによりゆるんだためと思われる.試合全体としては,客観的に見れば,手に汗を握る連続で好ゲームであった.双方それぞれ持ち味を出し,0-0のまま終了.いい試合であった.引き分けでよかったが,勝つこともできたという惜しい気持ちもある.


初日終了時点で,Orientは0勝1分け1敗で6チーム中暫定5位.

今日の2試合は強敵との相手であったので,今日を1分け1敗で乗り切ったのはよかった.明日と明後日はこちらが有利であると思われるので,一次予選の通過の可能性が残ったと言える.

(ここまで7月13日記)


予選2日目

第3戦 7月14日12:45
vs Aros(スウェーデン(ベステロース市),メラーダーレン大学)
7-0
得点者 朱雀3,玄武3,青龍1
相手は3台,こちらは5台でスタート.相手は動きが遅い上にボールのハンドリングがうまくいかない.こちらのFWの青龍が衝突の衝撃で電装系の電源が落ちる.それでももう一人のFWの朱雀がゆっくりとドリブル.足回りがややおかしく左右に回転しながら動くが(車輪の空回り?),相手の動きの遅さに助けられ,そのまま持ち込んでシュートし,1-0.ここでやっと青龍を場外に持ち出す.続いて同様な状況で朱雀がシュート2-0.相手はGKはそれなりであるが,それ以外は1台動くだけ.玄武がキック棒をくるくる回しながら相手GKとゴールポストの間をすり抜けて得点,3-0.続いて同様にドリブルから得点,4-0.このころに青龍が復活し,今度は持ち味を発揮してドリブルし得点, 5-0.今まで体験したことのない大量得点で前半終了.

後半早々玄武がボールに絡む.遅いながらも触ったボールがそのままゴールインし,6-0.ときどき相手のフリーキック,スローインで10秒立つ前にこちらのロボットが先に触ってしまい,それが続いて,朱雀と玄武がイエローカード.朱雀が相手のボールをうばってドリブルし,押し込み,7-0.朱雀が2枚のイエローで2分の退場.幻のゴールもあったが,とにかく勝利.相手のロボットのレベルが低かったので,たくさんの得点を取れたことは得失差勝負になったときに有利に働くことだろう.


第4戦 7月14日16:15
vs Satrap(イラン,企業)
2-0 (相手棄権のため)
得点者 なし

相手が動くロボットがなく,試合にならないということで棄権.放棄試合は規定で 0-2 となっている.
我々が3位争いをしている上海交通大学相手には 0-2 で敗れているので,我々にとって不利ではない.


予選2日目を終了して,2勝1分け1敗で暫定3位.予定通りの状況.
明日の試合は双方3位をかけての戦いであり,勝った方が二次予選に進出する.もちろん我々は勝つつもりである.

(ここまで,7月14日記)


予選3日目

第5戦 7月15日11:15
vs JiaoLong(中国,上海交通大学)
1-0
得点者 朱雀1

二次予選をかけての両チームの対決.相手は上海交通大学という中国では拠点大学の一つの名門校.
何回やっても試合前の緊張感は心地よい.それぞれのメンバーが最終チェックで声を掛け合う.さてマイボールでキックオフ.相手陣地で攻めるが,時々相手陣地の遠くにあるボールが見えなくなり,ボールが見えないときは自陣に戻るため攻めない,というもどかしい状況が続く.青龍が単独ドリブルをはかるが,なかなかシュートせず,相手に防がれる.うーん.これは一点勝負になりそうだ.共に攻め手を欠き,前半は0-0で終了.

後半スタート.似たような状況が続く.他校の読者もいるので詳細は書けないが(笑),ボールが見えない理由の一つは全方位視覚自身にある.ハード面の特性をソフト面でカバーしきれていない.5月と6月で急ピッチで作ったので,ソフト面の詰めが甘い.2ヶ月でここまで来たこと自体がすばらしいことなのでこれは仕方ないか.さて,ハーフタイムの若干の調整で多少改善.前半よりボールに絡んで相手を押さえ,試合はほぼ相手陣地で進むがシュートに至らない.朱雀が相手とあ押し込んでやっと得点, 1-0.試合終了で,何とか勝利して,二次予選に進出が決定.弱い相手の時に問題点を見出したので,二次予選までの間に微調整する.

この結果,二次予選進出(ベスト12)


一次予選試合結果(Dグループ)

チーム名
WinKIT JiaoLong Fighters Orient Satrap Aros 試合数 勝ち 引分け 負け 勝ち点 得失差 順位
WinKIT
(金沢工大)
- 7月13日
10:15

2-1
7月14日
13:45

1-1
7月13日
14:15

1-0
7月14日
10:15

2-0
(相手棄権)
7月15日
10:15

6-0
5
4
1

13
+10
1
JiaoLong
(中国,上海交通大学)
7月13日
10:15

1-2
- 7月14日
11:15

2-4
7月15日
11:15

0-1
7月13日
15:15

2-0
7月14日
15:15

2-0
5
2

3
6
0
4
FU-Fighters
(ドイツ,ベルリン自由大学)
7月14日
13:45

1-1
7月14日
11:15

4-2
- 7月13日
11:15

0-0
7月15日
12:15

2-0
(相手途中棄権)
7月13日
16:15

8-0
5
3
2

11
+12
2
The Orient
(東洋大学)
7月13日
14:15

0-1
7月15日
11:15

1-0
7月13日
11:15

0-0
- 7月14日
16:15

2-0
(相手棄権)
7月14日
12:45

7-0
5
3
1
1
10
+9
3
Satrap
(イラン,企業)
7月14日
10:15

0-2
(途中棄権)
7月13日
15:15

0-2
7月15日
12:15

0-2
(途中棄権)
7月14日
16:15

0-2
(棄権)
- 7月13日
12:15

0-2
(棄権)
5


5
0
-10
6
Aros
(スウェーデン,メラーダーレン大学)
7月15日
10:15

0-6
7月14日
15:15

0-2
7月13日
16:15

0-8
7月14日
12:45

0-7
7月13日
12:15

2-0
(相手棄権)
- 5
1

4
3
-15
5
この結果二次予選に進出!


二次予選詳細(Bブロック)

第1戦 7月15日15:45
vs Cops(ドイツ,シュツットガルト大学)
0-2
得点者 なし

相手のCopsは,直前の試合でHibikino-Musashiを4-0で破っている.動きは俊敏で強力なループシュートのできる強豪チームである.フリーキックやスローインなどのリスタート時の各プレーヤーの位置取りがとてもよい.我々は分が悪いが,相手にすぐに近寄ってループシュートをさせなければそれなりの試合になるはずである.さて試合開始,相手のドリブルをすばやく押さえるという持ち前の味を出す.相手にシュートさせない.ディフェンスは完璧.しかし相手陣地に行って自陣から遠くに行くとボールが見えない(ある理由で遠くを見えなくしているせいもあるが).だからリスタートプレイからは期待できない.しかし相手が攻めてくれば大丈夫である.だから強い相手には我々はすばらしいディフェンスをする.前半はこのまま終了. 0-0.

後半も似たような状況.ただし,我々のロボットの寄せの速さに対抗して,相手はシュートのタイミングを早めてきたようである.途中.玄武の上部の全方位カメラが衝撃で外れるトラブル.しかしアウトオブプレーにならなければ退場できない.そのすきに相手が押し込んで得点.ドイツチームの歓喜.それでやっと玄武を退場でき,急いで対処している間にもう一点,今度は得意のループシュートでやられ,玄武が復活する前に試合終了.あと2分耐えてくれれば引き分けで終わったはずだったので,とても悔しい気持ちが残る.調べてみると,玄武の全方位カメラを止めていたねじ山が衝突の衝撃で擦り切れていた.ねじ止めの山の数が少なかった模様.一見些細に見えるねじの止め方が勝敗を左右した.基本の大切さを再確認.


第2戦 7月15日17:15
vs Hibikino-Musashi(九州工業大学,北九州大学,ロボット研究所連合)
0-0
得点者 なし

決勝トーナメント進出をかけての対決.我がチームは予定通りの動き.若干ポジショニングの修正を行い,それが相手陣地でのセットプレーで発揮される.相手は直前の我々の試合を見て,早めのシュートをするように設定してきた.何台か強力キックができるロボットがある.その威力で2回ほどひやっとするシュートがあったが,それ以外は無難に押さえて,前半は 0-0 で終了.双方攻めてはいるが双方ともディフェンスがすばらしい.客観的に見て面白い試合だ.1点勝負になりそうだ.

後半もう同様な状況.うーん,文才がないので一進一退としか書けない.相手ゴール前でフリーな場面があったのになかなかシュートしないのでじれったい.相手はゴールキックからシュートを狙うが,なんとか防ぐ.双方攻め疲れか,それでも試合は見ごたえがあった.だんだん観客が増えてくる.当事者である我々にはじりじりして心臓に悪い.なんとかそのまま 0-0 で試合終了.


二次予選結果


1位チーム
Cops
2位チーム
Hibikino
3位チーム
Orient
試合数 勝ち 引分け 負け 勝ち点 得失差 順位
予選B組1位チーム
Cops
-
7月15日14:15

4-0
7月15日15:45

2-0
2
2


6
+6
1
予選C組2位チーム
Hibikino
7月15日14:15

0-4
-
7月15日17:15

0-0
2
1 1 1 -4 3
予選D組3位チーム
Orient
7月15日15:45

0-2
7月15日17:15

0-0
-
2
1 1 1 -2 2

この結果,得失差で2位となり,我々の決勝トーナメント進出が決定した!
ベスト8である!

全体の記録は,中型リーグのページを参照して下さい.

準々決勝詳細

準々決勝7月16日10:00

vs Eigen(慶応大学)
0-2
得点者 なし

最近優勝を何回も経験している慶応大学に胸を借りる試合.多くの観客とマスメディアの注目を集める.マスメディアのほとんどは慶応大学側の取材である.我々はディフェンスを固めてカウンターを狙うのみ.ヒューマンエラーのないことを願っている.試合開始.私はビデオカメラを担当するが,試合に見とれてカメラをパンするのを時々忘れるほどの熱戦.慶応が攻め,東洋が守るという,予想通りの展開.観客の多くは慶応勝利を当然予想しているだろうが,一方で「東洋はおもったよりやるじゃないか」という印象を持っているはずである.ほぼ自陣での展開であるが,いい試合である.前半は 0-0 で終了.

後半開始.展開は前半とほぼ同じ.相手のGKの場所まで攻め込むこともあり,EigenのGKがこの大会初めてボールに触ったとのこと.後半半ばまでは同等に持ちこたえる.フリーキックからのりスタート時に我がチームの全ロボットがボールを目指して動いたのに,ボールが横にこぼれ,フリーになった相手がシュートして失点, 0-1.試合終了直前にも押し込まれ, 0-2で試合終了.惜敗である.我がチームのディフェンスとポジション取りは,相手を苦しませ,一方で観客を魅了した.いい試合だったと思う.学生の努力とチームワークと技術力に拍手である.


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written by Akihiro MATSUMOTO
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